オクトパスエナジーと東京電力どっちが安い?11月の値上げでどう変わるか比較

東京電力が2026年11月1日に値上げしたあとの料金で比べると、シンプルオクトパスは東京電力より安く、グリーンオクトパスは高くなります。

東京電力の従量電灯Bと比べた月額差は、シンプルオクトパスが214〜1,286円安く、グリーンオクトパスが361〜489円高い計算です(1人暮らし〜4人世帯)。

値上げでどれだけ差が開いた? 国の補助が終わると請求はいくら増える? 合わなければ東京電力に戻せる?

選択肢向いている人11月以降の月額差
\値上げ後は全世帯で安い/シンプルオクトパス値上げ分をすぐ取り戻したい人。使用量が多い世帯ほど差が大きい東京電力より214〜1,286円安い
\燃料高騰に上限あり/東京電力(従量電灯B)値上げ後も、燃料価格が急に上がった月の請求額を抑えたい人比較の基準
\燃料価格が下がれば候補/グリーンオクトパス燃料費調整単価の差が縮んだ月に、改めて乗り換えを判断したい人東京電力より361〜489円高い
※税込。東京電力は2026年11月1日以降の単価、オクトパスエナジーは2026-10版の単価で、いずれも2026年11月分の燃料費調整単価を適用。再エネ賦課金4.18円/kWhを含む。1人暮らし30A・210kWh〜4人世帯50A・410kWh。

目次

【結論】東京電力の値上げ後に乗り換えるならシンプルオクトパス

東京電力からの乗り換え先は、2026年11月1日以降の料金ではシンプルオクトパスが全世帯で安くなります。グリーンオクトパスは全世帯で東京電力より高く、料金面で今選ぶ利点はありません。

シンプルオクトパスは基本料金と燃料費調整額がなく、1kWhあたり31.93円の一律単価です。東京電力が値上げした分がそのまま差になり、4人世帯では月1,286円安くなります。

値上げ前の10月分では、1人暮らしはシンプルオクトパスのほうが月136円高い状態でした。11月の値上げで、1人暮らしも月214円安い側に入れ替わっています。

3つの選択肢の結論(2026年11月以降)
  • シンプルオクトパス:東京電力より月214〜1,286円安く、年2,600〜15,400円安い。ただし単価が保証されるのは12ヶ月間
  • 東京電力(従量電灯B):値上げ後も燃料費調整額に上限がある。燃料価格が急に上がった月の請求額を抑えたい人は残る選択肢がある
  • グリーンオクトパス:基本料金と電力量料金は東京電力より安いが、燃料費調整単価が12.55円高く、全世帯で月361〜489円高い

解約金は、東京電力の従量電灯B・スタンダードSとオクトパスエナジーのどちらも0円です。合わなければ費用をかけずに移り直せるため、動いた場合の損失は、切り替えた期間の料金差と戻す手続きの手間に限られます。

ただしシンプルオクトパスは、31.93円が適用されるのは利用開始から12ヶ月間で、13ヶ月目からはグリーンオクトパスに移り、東京電力より高くなります。

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オクトパスエナジーの運営会社や利用者の評判は、オクトパスエナジーの評判と注意点で確認できます。

東京電力は2026年11月1日に値上げ|30Aで月241円上がる

東京電力は2026年11月1日に低圧の料金を見直し、従量電灯Bの基本料金が30Aで月240.93円上がりました。電力量料金も全段階で1kWhあたり0.05円上がっています。

見直しの理由は、一般送配電事業者の託送料金が変わったことです。東京電力は値上げの経緯を次のように公表しています。

一般送配電事業者の託送料金が見直されることを受けたものです。当社は、この託送料金の変動分を電気料金に反映します。

東京電力エナジーパートナー「低圧の料金メニューの見直しについて」

東京電力の値上げ額は1人暮らし251円・4人世帯422円

東京電力の値上げによる増加額は、燃料費調整単価を同じ条件に置くと1人暮らしで月251円、4人世帯で月422円です。基本料金の上がり幅が大きいため、使用量が少ない世帯でも負担が増えます。

項目10月31日まで11月1日以降
基本料金(30A)935.25円1,176.18円
基本料金(40A)1,247.00円1,568.24円
基本料金(50A)1,558.75円1,960.30円
電力量料金 〜120kWh29.80円29.85円
電力量料金 121〜300kWh36.40円36.45円
電力量料金 301kWh〜40.49円40.54円
※税込。東京電力エナジーパートナー 従量電灯Bの料金単価。

世帯別の値上げ額は、基本料金の差と電力量料金の差を足したものです。年に換算すると1人暮らしで約3,000円、4人世帯で約5,100円の負担増になります。

世帯(契約・使用量)値上げ額(月)値上げ額(年)
1人暮らし(30A・210kWh)251円約3,000円
2人暮らし(40A・300kWh)336円約4,000円
3人世帯(40A・370kWh)340円約4,100円
4人世帯(50A・410kWh)422円約5,100円
※税込。基本料金の差+電力量料金の差で算出し、燃料費調整単価は同じ条件に置いた。

国の補助も終わり東京電力の請求は1,085〜2,050円増える

国の電気・ガス料金支援は、2026年10月分の請求で終了しました。10月分には1kWhあたり3.50円の値引きがあり、11月分からその分がなくなります。

値上げと補助終了が重なるため、東京電力の実際の請求額は10月分から11月分で1人暮らし約1,085円、4人世帯約2,050円増えます。

世帯補助の終了分東京電力の請求増シンプルオクトパスの請求増
1人暮らし(210kWh)735円1,085円735円
2人暮らし(300kWh)1,050円1,527円1,050円
3人世帯(370kWh)1,295円1,809円1,295円
4人世帯(410kWh)1,435円2,050円1,435円
※税込。10月分の請求額(補助の値引き後)と11月分の請求額の差。東京電力は燃料費調整単価の変動も含む。

シンプルオクトパスは10月1日に単価を改定済みで、11月1日の値上げがありません。補助の終了分だけが増えるため、東京電力より増え方が小さくなります。

この記事の金額は、どの会社も補助を含まない状態で揃えています。補助は会社ごとに差がないため、含めても両社の差額は変わりません。

東京電力の従量電灯BとスタンダードSの違いは上限の有無だけ

従量電灯BとスタンダードSは、11月1日の値上げ後も基本料金と電力量料金の単価が同じです。燃料費調整単価も11月分はどちらも▲5.33円で、同じ使用量なら請求額も同じになります。

項目従量電灯BスタンダードS
基本料金・電力量料金同じ単価同じ単価
燃料費調整単価(11月分)▲5.33円▲5.33円
燃料費調整額の上限ありなし
ガスセット割(月102円)対象外対象
解約金0円0円
他社から戻るときの申込電話のみWebで可能
※税込。2026年11月分。燃料費調整単価には国の補助が含まれない。

燃料費調整額の上限が効くのは、燃料価格が大きく上がった月です。東京電力は、スタンダードSの30A・260kWhモデルで起きた過去の値上がりを次のように公表しています。

2023年1月の電気料金は、燃料費調整の適用がない場合と比べ、1.4倍程度となりました。

東京電力エナジーパートナー「ライフスタイル別料金プラン」

従量電灯Bは燃料費調整額に上限があるため、同じ局面でも請求額の上がり方が抑えられます。グリーンオクトパスには上限がなく、シンプルオクトパスは燃料費調整額そのものがありません。

東京電力の契約プランはくらしTEPCO webか検針票で確認できる

東京電力の契約プラン名は、会員サイトのくらしTEPCO webにログインすると確認できます。紙の検針票を受け取っている場合は、検針票にも記載されています。

比較の前に控えておく3項目
  • 契約プラン名(従量電灯B/スタンダードS/プレミアムS・L など)
  • 契約アンペア(30A・40A・50A など)
  • 直近の月間使用量(kWh)

プレミアムS・プレミアムLの契約者は、他社へ切り替えると期中解約金がかかります。金額は1年契約が3,000円、2年契約が5,000円で、契約期間満了日から遡った2ヶ月の間の解約なら不要です。

オール電化住宅は、東京電力のスマートライフなど時間帯別のプランを使っていることが多く、従量電灯Bとの比較は当てはまりません。建物全体で高圧一括受電契約をしているマンションは、住戸ごとに電力会社を選べず、切り替え自体ができません。

シンプルオクトパスは東京電力より月214〜1,286円安い

シンプルオクトパスは、2026年11月1日以降の料金で1人暮らし〜4人世帯のすべてで東京電力の従量電灯Bより月214〜1,286円安くなります。基本料金と燃料費調整額がかからないためです。

世帯(契約・使用量)東京電力 従量電灯Bシンプルオクトパス
1人暮らし(30A・210kWh)7,797円7,583円
214円安い
2人暮らし(40A・300kWh)11,366円10,833円
533円安い
3人世帯(40A・370kWh)14,124円13,361円
763円安い
4人世帯(50A・410kWh)16,091円14,805円
1,286円安い
※税込の月額。東京電力は11月1日以降の単価と11月分の燃料費調整単価▲5.33円、再エネ賦課金4.18円/kWhを含む。国の補助は両社同額のため含まない。

年に換算すると、シンプルオクトパスは東京電力より約2,600〜15,400円安い計算です。東京電力の燃料費調整単価が11月分の水準で続いた場合の目安です。

シンプルオクトパスは12ヶ月間燃料価格の影響を受けない

シンプルオクトパスの料金は、1kWhあたり31.93円の一律単価と再エネ賦課金だけで決まります。基本料金と燃料費調整額はどちらもかかりません。

シンプルオクトパスの料金の仕組み(東京電力エリア)
  • 基本料金は0円で、契約アンペアが大きくても固定費がかからない
  • 電力量料金は使用量に関係なく1kWhあたり31.93円の一律
  • 燃料費調整額がなく、契約期間の縛りと解約金もない

一律単価31.93円は、東京電力の第1段階29.85円より2.08円高く、第2段階36.45円より4.52円安い水準です。使用量が120kWhを大きく超えるほど有利になります。

東京電力の燃料費調整単価(補助を除く)は、2026年3月分の▲7.59円から11月分の▲5.33円へ上がりました。シンプルオクトパスは契約から12ヶ月間、燃料価格が上がっても単価が変わりません。

世帯(契約・使用量)シンプルオクトパスが安くなる東京電力の燃料費調整単価
1人暮らし(30A・210kWh)▲6.35円より高い月
2人暮らし(40A・300kWh)▲7.11円より高い月
3人世帯(40A・370kWh)▲7.39円より高い月
4人世帯(50A・410kWh)▲8.47円より高い月
※東京電力の11月1日以降の単価で算出。燃料費調整単価は国の補助を除いた値で、11月分は▲5.33円。

11月分の▲5.33円は、どの世帯の境目も上回っています。4人世帯は東京電力の燃料費調整単価が3月分の▲7.59円まで戻ってもシンプルオクトパスが安いままで、1人暮らしは▲6.35円を下回ると入れ替わります。

1人暮らしは東京電力の値上げで月136円高い側から入れ替わった

1人暮らしは、値上げ前の10月分ではシンプルオクトパスのほうが月136円高い状態でした。11月1日の値上げで東京電力が月251円上がり、月214円安い側に入れ替わっています。

世帯10月分の差11月以降の差値上げで広がった幅
1人暮らし136円高い214円安い350円
2人暮らし56円安い533円安い477円
3人世帯249円安い763円安い514円
4人世帯671円安い1,286円安い615円
※税込。シンプルオクトパスから見た東京電力 従量電灯Bとの差。10月分は10月31日までの単価と10月分の燃料費調整単価、11月以降は11月1日以降の単価と11月分の燃料費調整単価で算出。

広がった幅は、値上げ額と燃料費調整単価の上昇を合わせたものです。シンプルオクトパスは契約中の12ヶ月間この単価が変わらないため、東京電力が上がった分がそのまま差になります。

シンプルオクトパスは13ヶ月目にグリーンオクトパスへ移る

シンプルオクトパスの31.93円が適用されるのは、利用開始から12ヶ月間です。公式の電気料金メニュー定義書では、適用終了日の翌日からグリーンオクトパス 2026-10が適用されると定められています。

前もってメールでお知らせするので、急に変わって驚くことはありません。

オクトパスエナジー「シンプルオクトパス」

移行先のグリーンオクトパスの単価はすでに公表されているため、13ヶ月目の料金も今の時点で計算できます。2026年11月分の燃料費調整単価で計算すると、1人暮らしで月575円、4人世帯で月1,774円上がります。

世帯(契約・使用量)12ヶ月目まで13ヶ月目以降差
1人暮らし(30A・210kWh)7,583円8,158円+575円
2人暮らし(40A・300kWh)10,833円11,817円+984円
3人世帯(40A・370kWh)13,361円14,613円+1,252円
4人世帯(50A・410kWh)14,805円16,579円+1,774円
※税込。12ヶ月目まではシンプルオクトパス、13ヶ月目以降はグリーンオクトパス 2026-10の単価で計算。再生可能エネルギー発電促進賦課金(4.18円/kWh)を含み、国の補助は含まない。燃料費調整単価は2026年11月分を使用。

13ヶ月目の金額は、東京電力の従量電灯Bより月361〜489円高い水準です。何もしないと乗り換えで得た分を失うだけでなく、東京電力に残っていた場合より高くなります。

13ヶ月目に割高なまま使い続けないための確認
  1. 申し込み後、利用開始日を控え、12ヶ月後の月をカレンダーに登録する
  2. オクトパスエナジーから届く案内メールで、グリーンオクトパスへの移行日と移行後の単価を確認する
  3. その月のオクトパスエナジーと東京電力の燃料費調整単価の差を計算し、約10.8〜11.4円を超えていれば東京電力のほうが安いと判断する
  4. 東京電力に戻す場合、従量電灯Bは電話(0120-995-001)、スタンダードSはWebで申し込む

オクトパスエナジーは解約金が0円のため、13ヶ月目に割高になっても費用をかけずに他社へ移れます。ただしオクトパスエナジー内で別のメニューに変える場合は、グリーンオクトパスの定義書に契約電流やメニューの変更を1年間制限する定めがあります。戻す手続きの詳細は、オクトパスエナジーから東京電力に戻す手順で確認できます。

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グリーンオクトパスは東京電力より月361〜489円高い

グリーンオクトパスは、2026年11月1日以降の料金で1人暮らし〜4人世帯のすべてで東京電力の従量電灯Bより月361〜489円高くなります。基本料金と電力量料金の安さを、燃料費調整額の差が上回るためです。

世帯(契約・使用量)東京電力 従量電灯Bグリーンオクトパス
1人暮らし(30A・210kWh)7,797円8,158円
361円高い
2人暮らし(40A・300kWh)11,366円11,817円
451円高い
3人世帯(40A・370kWh)14,124円14,613円
489円高い
4人世帯(50A・410kWh)16,091円16,579円
488円高い
※税込の月額。東京電力は11月1日以降の単価、グリーンオクトパスは2026-10版の単価で、いずれも2026年11月分の燃料費調整単価を適用。再エネ賦課金4.18円/kWhを含み、国の補助は含まない。

年に換算すると、グリーンオクトパスは東京電力より約4,300〜5,900円高い計算です。燃料費調整単価は毎月変わるため、翌月以降に差が縮む可能性があります。

グリーンオクトパスも2026年10月1日に単価を上げている

グリーンオクトパスは2026年10月1日に料金メニューが切り替わり、基本料金が1日10Aあたり12.30円、電力量料金が全段階で0.68円上がりました。東京電力の値上げより1ヶ月早い改定です。

項目東京電力 従量電灯Bグリーンオクトパス
基本料金(30A)1,176.18円1,107円
(1日36.90円)
基本料金(40A)1,568.24円1,476円
基本料金(50A)1,960.30円1,845円
電力量料金 〜120kWh29.85円19.95円
電力量料金 121〜300kWh36.45円25.15円
電力量料金 301kWh〜40.54円28.54円
燃料費調整単価(11月分)▲5.33円7.22円
※税込。グリーンオクトパスは2026年10月1日実施の「グリーンオクトパス 2026-10(東京電力エリア)」の単価で、基本料金は30日で換算。燃料費調整単価は両社とも2026年11月分。出典は両社の公式定義書・料金表(2026年10月9日確認)。

基本料金は30Aで東京電力より69円安く、電力量料金も全段階で9.90〜12.00円安い水準です。それでも総額で上回るのは、燃料費調整額の差が大きいためです。

内訳東京電力 従量電灯Bグリーンオクトパス
基本料金(40A)1,568.24円1,476円
電力量料金(300kWh)10,143円6,921円
燃料費調整額▲1,599円2,166円
再エネ賦課金1,254円1,254円
合計11,366円11,817円
※税込。2026年11月分。基本料金と電力量料金で3,314円安い一方、燃料費調整額が3,765円高く、差し引き451円高くなる。

次の単価改定は2026年12月1日です。対象は2026年9月までに申し込んだ旧バージョンで、2026年4月版は基本料金が30Aで月234円、電力量料金が全段階で0.06円上がります。10月1日実施の現行バージョンは、この改定の対象に含まれていません(2026年10月9日時点の公式のお知らせ)。

ただしグリーンオクトパスには単価を据え置く期間の定めがないため、今後の改定が否定されているわけではありません。燃料費調整単価も毎月変わるので、単価が同じ月でも請求額は動きます。12ヶ月間は単価も燃料費調整額も動かないのは、シンプルオクトパスだけです。

グリーンオクトパスの燃料費調整単価は東京電力より12.55円高い

グリーンオクトパスの東京電力エリアの燃料費調整単価は、2026年11月分で7.22円です。東京電力の11月分は▲5.33円で、1kWhあたり12.55円の差があります。

この差は2026年3月分の10.19円から11月分の12.55円まで広がりました。オクトパスエナジーが4.62円上がったのに対し、東京電力は2.26円で、上昇幅は約2倍の開きです。

月オクトパスエナジー東京電力(公表値)東京電力(補助を除く)差
3月分2.60円▲12.09円▲7.59円10.19円
4月分2.76円▲8.93円▲7.43円10.19円
5月分2.76円▲7.37円▲7.37円10.13円
6月分2.83円▲7.30円▲7.30円10.13円
7月分3.18円▲7.19円▲7.19円10.37円
8月分4.32円▲10.27円▲6.77円11.09円
9月分5.78円▲10.96円▲6.46円12.24円
10月分6.75円▲9.30円▲5.80円12.55円
11月分7.22円▲5.33円▲5.33円12.55円
※税込の1kWhあたりの単価。オクトパスエナジーは東京電力エリアで、燃料費調整単価に国の補助は含まれません(電気料金の総額から別途値引きされる方式)。東京電力は公表値に国の補助の値引き単価を織り込んでいるため、比較には値引き分を除いた値を使います。値引き単価は3月分4.50円・4月分1.50円・5〜7月分なし・8月分3.50円・9月分4.50円・10月分3.50円で、11月分は支援が終了したため0円です。「差」はオクトパスエナジーと東京電力(補助を除く)の差。

グリーンオクトパスは2026年8月分までは全世帯で東京電力より安く、差が12.24円に開いた9月分から逆転しました。10月1日の単価改定でも差は埋まっていません。

グリーンオクトパスは燃料費調整額の差が約10.8円未満で安くなる

グリーンオクトパスが東京電力より安くなるのは、燃料費調整単価の差が世帯ごとの境目を下回った月です。11月分の12.55円から1.19〜1.72円縮めば安くなる計算です。

世帯(契約・使用量)グリーンが安くなる差の境目11月分から縮む必要がある幅
1人暮らし(30A・210kWh)10.83円未満1.72円
2人暮らし(40A・300kWh)11.05円未満1.50円
3人世帯(40A・370kWh)11.23円未満1.32円
4人世帯(50A・410kWh)11.36円未満1.19円
※差=オクトパスエナジーの燃料費調整単価−東京電力 従量電灯Bの燃料費調整単価(国の補助除く)。東京電力は11月1日以降の単価で算出。

グリーンオクトパスの燃料費調整単価が6.03円を下回ると、4人世帯で東京電力より安くなります。1人暮らしは5.50円を下回るまで、東京電力が安いままです。

両社の単価は毎月公表されるため、3つの手順で自分でも判定できます。

  1. STEP

    オクトパスエナジーの燃料費調整単価を確認する

    オクトパスエナジーの約款ページのお知らせで、東京電力エリアの単価を確認します。前月のうちに公表されます。

  2. STEP

    東京電力の燃料費調整単価を確認する

    東京電力の燃料費調整単価等一覧で従量電灯Bの単価を確認します。国の補助による値引き単価が含まれている月は、その分を差し引きます。

  3. STEP

    差を計算して世帯の境目と比べる

    オクトパスエナジーの単価から東京電力の単価を引きます。11月分は7.22円−(▲5.33円)=12.55円で、どの世帯の境目も超えているため東京電力が安いと判定できます。

オクトパスエナジーと東京電力の違い8項目

オクトパスエナジーが東京電力より有利なのは、基本料金・電力量料金・再生可能エネルギーの3項目です。東京電力が有利なのは燃料費調整額・燃料高騰への備え・ポイントとガスセット割・支払い方法の4項目で、解約金はどちらも0円です。

項目有利なほう決め手
1. 基本料金オクトパスエナジー30Aで月69円安い(シンプルは0円)
2. 電力量料金オクトパスエナジー1kWhあたり9.90〜12.00円安い
3. 燃料費調整額東京電力11月分は1kWhあたり12.55円安い
4. 燃料高騰への備え東京電力(従量電灯B)燃料費調整額に上限がある
5. 解約金差なし両社とも0円(東京電力のプレミアムS・Lを除く)
6. ポイント・ガスセット割東京電力ガスセット割で電気代が月102円安い
7. 支払い方法東京電力従量電灯Bは振込用紙の手数料が無料
8. 再生可能エネルギーオクトパスエナジーグリーンオクトパスは実質再エネ100%
※税込。2026年11月分。オクトパスエナジーはグリーンオクトパス、東京電力は従量電灯Bを基準に比較。

1. 基本料金|値上げ後は全アンペアでオクトパスエナジーが安い

基本料金は、30Aでグリーンオクトパスが月1,107円、東京電力の従量電灯Bが月1,176.18円で、オクトパスエナジーが月69円安くなります。シンプルオクトパスは基本料金がかかりません。

10月31日までは東京電力が935.25円で、グリーンオクトパスのほうが172円高い状態でした。東京電力の値上げで、11月1日から有利不利が入れ替わっています。

グリーンオクトパスの基本料金は1日あたりの金額で決まるため、請求期間の日数で月額が変わります。30Aの場合、30日の月は1,107円、31日の月は1,144円です。

2. 電力量料金|全段階でオクトパスエナジーが約10〜12円安い

電力量料金の単価は、使用量の3段階すべてでグリーンオクトパスが東京電力より安く、差は1kWhあたり9.90〜12.00円です。2人暮らし(300kWh)では月3,222円安くなります。

シンプルオクトパスの一律単価31.93円は、東京電力の第1段階29.85円より2.08円高く、第2段階36.45円より4.52円、第3段階40.54円より8.61円安い単価です。

3. 燃料費調整額|11月分は東京電力が12.55円安い

燃料費調整単価は、グリーンオクトパスが7.22円、東京電力が11月分で▲5.33円で、東京電力が1kWhあたり12.55円安くなります。2人暮らし(300kWh)では月3,765円の差です。

この差が基本料金と電力量料金の安さを上回るため、グリーンオクトパスは全世帯で東京電力より高くなっています。シンプルオクトパスには燃料費調整額がないため、この差が生じません。

4. 燃料高騰への備え|上限があるのは従量電灯Bの東京電力

燃料費調整額に上限があるのは、東京電力の従量電灯Bだけです。スタンダードSとグリーンオクトパスには上限がなく、シンプルオクトパスは燃料費調整額そのものがありません。

プラン燃料費調整額の上限燃料価格が高騰した月
東京電力 従量電灯Bあり上限を超える燃料価格の上昇分は反映されない
東京電力 スタンダードSなし燃料価格の上昇に応じて上がる
グリーンオクトパスなし燃料価格の上昇に応じて上がる
シンプルオクトパス燃料費調整額なし契約から12ヶ月間は単価が変わらない

契約から12ヶ月間に限れば、シンプルオクトパスは従量電灯Bより燃料高騰の影響を受けません。13ヶ月目以降も備えを保ちたい場合は、上限が続く従量電灯Bの東京電力が有利です。

5. 解約金|オクトパスエナジーも東京電力も0円

解約金は、オクトパスエナジーと東京電力の従量電灯B・スタンダードSのどちらも0円です。オクトパスエナジーはプラン変更もいつでも無料です。

東京電力のプレミアムS・プレミアムLだけは、他社へ切り替えると期中解約金がかかります。1年契約は3,000円、2年契約は5,000円で、契約期間満了日から遡った2ヶ月の間の解約なら不要です。

6. ポイント・ガスセット割|月102円の割引があるのは東京電力

東京電力は、スタンダードSなど対象の電気料金プランと都市ガスをセットで契約すると、電気料金が月102円安くなります。オクトパスエナジーも東京ガスの取次として都市ガスを申し込めますが、電気とのセット割と電気料金のポイント還元はありません。

東京電力のスタンダードSなど対象プランの契約者は、会員サイトのくらしTEPCO webに毎月1回ログインすると1契約につき50ポイントが貯まり、300ポイントから他社ポイントなどに交換できます。

ガスセット割を使っている人の試算
  • ガスセット割の対象はスタンダードSなどの自由料金プランで、従量電灯Bは対象外
  • スタンダードSと都市ガスをセット契約している1人暮らしは、セット割102円を差し引いてもシンプルオクトパスが月112円安い
  • 同じ条件の2人暮らしは月431円安い。10月31日までの単価では、1人暮らしは月238円高く、2人暮らしも月46円高かった
  • スタンダードSに無料で付く生活かけつけサービス(電気設備・水まわり・カギの応急処置)も、乗り換えると使えなくなる

電気とガスをまとめて安くする方法は、電気とガスのセット割比較で確認できます。

7. 支払い方法|振込用紙が無料なのは従量電灯Bの東京電力

東京電力は4種類、オクトパスエナジーは3種類の支払い方法に対応しています。口座振替とクレジットカード以外で払う場合、手数料が無料になるのは東京電力の従量電灯Bと電気・ガスのセットプランだけです。

支払い方法東京電力オクトパスエナジー
クレジットカード対応対応
口座振替対応対応
スマホ決済(SMS選択払い)対応公式サイトに案内なし
振込用紙・コンビニ払い振込用紙:月220円
(従量電灯B・電気とガスのセットプランは無料)
コンビニ払い:月220円
※税込。家庭向けの低圧契約の場合。

8. 再生可能エネルギー|実質100%はグリーンオクトパス

グリーンオクトパスは、実質再生可能エネルギー100%の料金メニューです。東京電力の従量電灯BとスタンダードSは、再エネ100%のプランではありません。

電気代は再エネかどうかではなく単価で決まるため、環境配慮を理由に選ぶ場合も、その月の燃料費調整単価の差で月額を確かめてから申し込むと損を避けられます。

値上げ後に東京電力に残るべき人・乗り換えるべき人

2026年11月以降の料金で乗り換えて得をするのは、シンプルオクトパスを選ぶ人です。東京電力に残ったほうがいいのは、燃料高騰時の上限を手放したくない従量電灯Bの契約者と、12ヶ月ごとの見直しを避けたい人です。

シンプルオクトパスに乗り換えたほうが得な人
  • 11月の値上げ分(月251〜422円)を取り戻したい人。シンプルオクトパスなら月214〜1,286円安い
  • 12ヶ月後の案内メールで単価を確認し、割高なら移り直す手間をかけられる人
  • 東京電力の従量電灯BかスタンダードSを電気だけで契約し、ガスセット割を受けていない人
東京電力に残ったほうがいい人
  • 従量電灯Bの契約者で、燃料価格が急に上がった月も燃料費調整額の上限を保ちたい人
  • 12ヶ月ごとに単価を見直す手間をかけたくない人
  • スタンダードSの生活かけつけサービスやくらしTEPCOポイントを使っている人

グリーンオクトパスは、11月分でも全世帯で東京電力より高いため、今はどちらの人にも当てはまりません。燃料費調整単価の差が約10.8〜11.4円を下回った月に、改めて比べる選択肢です。

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東京電力エリアの他の電力会社も比べる場合は、CDエナジーダイレクトの評判で東京電力との料金差を確認できます。

東京電力からオクトパスエナジーへの切り替え手順

東京電力からオクトパスエナジーへの切り替えは、オクトパスエナジーの公式サイトで申し込むだけで進み、東京電力への解約連絡は不要です。手続き完了後の最初の検針日から切り替わり、通常1〜2ヶ月かかります。

  1. STEP

    東京電力の検針票かくらしTEPCO webを手元に用意する

    申し込みには、東京電力のお客さま番号と供給地点特定番号(22桁)が必要です。どちらも検針票か、会員サイトのくらしTEPCO webで確認できます。

  2. STEP

    オクトパスエナジーの公式サイトでプランを選んで申し込む

    2026年11月以降の料金で東京電力より安いのはシンプルオクトパスです。契約者情報、2つの番号、支払い方法を入力して申し込みます。

  3. STEP

    切り替え完了のメールを受け取る

    オクトパスエナジーが東京電力との解約と送配電事業者への申請を進め、手続きが終わるとメールで知らせます。切り替え日は指定できず、原則として検針日です。

  4. STEP

    利用開始日を控えておく

    シンプルオクトパスの単価が保証されるのは利用開始から12ヶ月間です。利用開始日と12ヶ月後の月を、カレンダーに登録しておきます。

切り替えの手続き中も、電気の供給は途切れません。東京電力の最後の請求は、切り替え日までの使用分が通常どおり届きます。

申し込む前に確認しておきたい3点
  • 東京電力のプレミアムS・Lの契約者は、期中解約金(1年契約3,000円、2年契約5,000円)がかからない時期か
  • スタンダードSと都市ガスをセットで契約している場合、ガスセット割(電気料金から月102円)がなくなっても安くなるか
  • 従量電灯Bの契約者は、戻すときに電話での申し込みが必要になっても問題ないか

オクトパスエナジーから東京電力に戻す手順

オクトパスエナジーから東京電力に戻す手順は、戻す先のプランで変わります。スタンダードSなど自由料金プランならWebで申し込めますが、従量電灯Bは電話での申し込みと、自分でオクトパスエナジーに解約を伝える手続きが必要です。

項目従量電灯Bに戻すスタンダードSに戻す
申し込み方法電話のみ(0120-995-001)Web
オクトパスエナジーへの解約連絡自分で連絡する不要
東京電力の手数料0円0円
オクトパスエナジーの解約金0円0円
燃料費調整額の上限ありなし
※2026年10月時点の東京電力エナジーパートナー公式FAQに基づく。

東京電力の従量電灯Bに戻すには電話申込と自分での解約連絡が必要

他社から東京電力の従量電灯Bなど規制料金プランに切り替える申し込みは、電話でしか受け付けていません。受付時間は9時〜17時で、日曜と休日・祝日は除きます。

  1. STEP

    東京電力に電話で申し込む

    東京電力エナジーパートナーの窓口(0120-995-001)に電話し、従量電灯Bへの切り替えを申し込みます。申し込み時に「切替日」が案内されます。

  2. STEP

    オクトパスエナジーに切替日での解約を伝える

    案内された切替日を、オクトパスエナジーのカスタマーサービスに伝えて解約します。この連絡をしないと、東京電力への切り替えが進みません。

  3. STEP

    切替日から東京電力の従量電灯Bに戻る

    切替日以降の使用分は東京電力から請求されます。オクトパスエナジーからは、切替日の前日までの使用分が最後に請求されます。

申し込み方法と受付時間の最新情報は、東京電力エナジーパートナーの公式FAQ他社から東京電力の規制料金プランに電気の契約を切り替えたいで確認できます。

東京電力のスタンダードSならWebで申し込め解約連絡も不要

スタンダードSなど東京電力の自由料金プランに戻す場合は、東京電力のWebサイトから申し込めます。オクトパスエナジーとの解約は東京電力側の手続きで進むため、自分で連絡する必要はありません。

ただしスタンダードSには燃料費調整額の上限がありません。燃料価格が高騰した月の備えを理由に戻る場合は、手間がかかっても従量電灯Bを選ぶ必要があります。

オクトパスエナジーと東京電力の比較でよくある質問

Q

東京電力は11月に値上げしたのに新電力も値上げしている?

A

2026年11月1日の託送料金の見直しは全国の送配電網にかかるため、東京電力だけでなく多くの新電力も料金に反映しています。オクトパスエナジーは1ヶ月早い2026年10月1日に料金メニューを切り替え、グリーンオクトパスの基本料金と電力量料金を上げました。シンプルオクトパスの単価も同じ時期に改定されています。

Q

シンプルオクトパスは13ヶ月目も同じ料金で使える?

A

使えません。31.93円が適用されるのは12ヶ月間で、公式の定義書では13ヶ月目からグリーンオクトパス 2026-10に移ると定められています。移行後は東京電力より月361〜489円高くなるため、事前に届く案内メールで単価を確認し、割高なら解約金0円で他社へ移すか判断してください。

Q

オクトパスエナジーの友達紹介割はいくら割引される?

A

紹介した人とされた人が、それぞれ8,000円(税込)割引されます。ただしお友達が紹介者の指定URL(紹介リンク)を経由して申し込む必要があり、別の経路で契約したあとに申請しても対象外です。両者の電気の供給が始まり、初回の電気料金の支払いが確認されたあとに電気代から差し引かれ、解約すると残額は消えます。お友達が同じ需要場所で過去12ヶ月以内に契約していないことも条件です。紹介リンクの受け取り方と反映までの流れは、オクトパスエナジーのキャンペーンで確認できます。

Q

オクトパスエナジーは怪しい?倒産したら電気は止まる?

A

オクトパスエナジーを運営するTGオクトパスエナジー株式会社は、東京ガスとイギリスのOctopus Energyが出資する会社です。電気は東京電力と同じ送配電網で届くため、電力会社が事業をやめても、すぐに電気が止まることはありません。運営会社や利用者の評判は、オクトパスエナジーの評判と注意点で確認できます。

Q

東京電力からオクトパスエナジーに切り替えると工事や停電はある?

A

東京電力からオクトパスエナジーへの切り替えで、停電することはありません。スマートメーターが設置されていない住宅では、切り替えに合わせてメーターの交換が行われる場合があります。

まとめ

東京電力が2026年11月1日に値上げしたあとの料金で比べると、シンプルオクトパスは従量電灯Bより月214〜1,286円安く、グリーンオクトパスは月361〜489円高くなります。

値上げと国の補助終了が重なるため、東京電力の請求額は10月分から11月分で1人暮らし約1,085円、4人世帯約2,050円増えます。

条件別の選び方(2026年11月以降)
  • 値上げ分を取り戻したい:シンプルオクトパスに乗り換えると月214〜1,286円安い
  • 燃料価格の高騰に長く備えたい:上限のある東京電力の従量電灯Bに残る
  • スタンダードSと都市ガスをセット契約中:セット割102円を引いてもシンプルオクトパスが月112〜431円安い
  • グリーンオクトパスを検討している:燃料費調整単価の差が約10.8〜11.4円を下回った月に改めて比べる

シンプルオクトパスに乗り換える場合は、12ヶ月後に届く案内メールで単価を確認してください。割高になっていれば、解約金なしで東京電力などに移れます。

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