オクトパスエナジーと九州電力を比較!11月値上げで電気代はどっちが安くなる?

オクトパスエナジーと九州電力は、2026年10月は九州電力が安く、11月1日からはオクトパスエナジーの「シンプルオクトパス」が安くなります。

九州電力が11月1日に基本料金を値上げするためです。

40A以上で契約していれば、使用量にかかわらずシンプルオクトパスが安くなります。

モデル世帯の差は月209〜657円、年2,508〜7,884円です。

10月中に申し込むべきか、グリーンオクトパスはどうなのか、九州電力のセット割を失う分はいくらか。公式の単価で数字にしています。

選ぶべき電気当てはまる人決め手
\11月から最も安い/シンプルオクトパス40A以上で契約している人月209〜657円安い
\10月中はこちら/九州電力 従量電灯B30A・40Aで月205kWh以上使う人月270〜332円安い
\少量なら据え置き/九州電力 従量電灯B30Aで月220kWh以下しか使わない人11月以降も月22円安い
\セット割がある人/九州電力BBIQ・QTモバイル・きゅうでんガスを使う人割引は月110〜1,300円
※金額は税込・再エネ賦課金込み・国の電気・ガス料金支援の割引前。2026年10月分と11月1日以降の公表単価で、モデル世帯(30A・210kWh〜50A・410kWh)を試算。

目次

【結論】九州電力の値上げでオクトパスエナジーが安くなる

オクトパスエナジーと九州電力の損得は、2026年11月1日を境に入れ替わります。九州電力が同日に基本料金を値上げするためです。

オクトパスエナジー側で安くなるのは、基本料金0円の「シンプルオクトパス」です。

もう1つの「グリーンオクトパス」は、値上げ後の九州電力より高い水準にあります。

契約アンペア別の結論

シンプルオクトパスは1年限定のプランで、12か月後にグリーンオクトパスへ自動で移ります。

移行後は九州電力より高くなる可能性があるため、1年後の見直しが前提になります。

九州電力は2026年11月1日に基本料金を値上げする

九州電力は2026年11月1日から、従量電灯Bの基本料金を30Aで月376円引き上げます。

送配電網の利用料である託送料金の見直しを反映するためです。

電力量料金は1kWhあたり0.04円下がりますが、基本料金の上げ幅のほうが大きく、どの世帯でも請求額は上がります。

九州電力の基本料金は30Aで月376円上がる

九州電力の新単価は、基本料金が10Aあたり316.24円から441.69円に上がります。

30Aなら月948.72円から1,325.07円です。

項目10月31日まで11月1日以降差
基本料金 30A948.72円1,325.07円376.35円増
基本料金 40A1,264.96円1,766.76円501.80円増
基本料金 50A1,581.20円2,208.45円627.25円増
120kWhまで18.37円18.33円0.04円減
121〜300kWh23.97円23.93円0.04円減
301kWh〜26.97円26.93円0.04円減
※税込。従量電灯Bの単価。

九州電力は、30Aで月250kWh使う家庭の請求額が6,876円から7,243円に上がると公表しています。

スマートファミリープランと電化でナイト・セレクトも、同じ日に基本料金が上がります。

一般送配電事業者が2026年11月1日に実施する託送料金の見直しを電気料金に反映する予定です。

九州電力「託送料金見直しを反映した新たな電気料金単価を設定します」(2026年9月28日)

国の電気・ガス料金支援は10月分で終わる

国の電気・ガス料金支援は、2026年10月分が最後です。九州電力が公表した11月分の燃料費等調整単価には、割引が含まれていません。

10月分の割引は低圧で1kWhあたり3.50円でした。月250kWh使う家庭なら875円分が、11月分からなくなります。

この支援はオクトパスエナジーにも同額で適用されていたため、両社の差額には影響しません。

ただし請求額そのものは、値上げと支援終了が重なって上がります。

項目10月分11月分
請求額(30A・250kWh)6,876円8,115円
うち国の支援による割引875円0円
11月1日の値上げの影響−366円
※税込。九州電力 従量電灯B・30A・250kWh・口座振替割引適用のモデルケース。同社公表値。

九州電力の従量電灯Bは燃料費調整の上限に達したままになる

九州電力の従量電灯Bは、燃料費調整額に上限がある規制料金のプランです。

11月分も上限が働いており、燃料価格が上がっても単価は1.86円で動きません。

平均燃料価格(46,000円/kL)が上限価格(41,100円/kL)を超過したため、平均燃料価格を41,100円/kLとして算定しています。

九州電力「2026年11月分電気料金の燃料費等調整単価をお知らせします」(2026年9月29日)

一方、上限のないスマートファミリープランは、11月分の燃料費調整が1kWhあたり2.63円まで上がります。従量電灯Bとの差は0.67円です。

シンプルオクトパスには燃料費調整がありません。燃料価格が今後どう動いても、単価28.84円のまま変わらないのが特徴です。

オクトパスエナジーと九州電力の電気代を世帯別に試算

2026年10月分は4人世帯を除いて九州電力が安く、11月1日以降は40A以上の全世帯でシンプルオクトパスが安くなります。

分かれ目は契約アンペアと使用量です。

試算の条件
  • 九州電力:従量電灯Bとスマートファミリープランの公表単価(10月31日まで/11月1日以降)と、各月の燃料費等調整単価
  • オクトパスエナジー:2026年10月1日実施の料金表(グリーンオクトパス/シンプルオクトパス)と、10月分・11月分の燃料費調整単価
  • 世帯のモデル:1人30A・210kWh/2人40A・300kWh/3人40A・370kWh/4人50A・410kWh
  • 再エネ賦課金:2026年度単価の4.18円/kWhを含む
  • 国の電気・ガス料金支援:両社に同額で適用され差額が変わらないため、割引前の金額で統一
項目従量電灯B(11月)シンプルオクトパス
基本料金2,208.45円0円
120kWhまで18.33円×120=2,199.60円28.84円×410=11,824.40円
121〜300kWh23.93円×180=4,307.40円同上に含む
301kWh〜26.93円×110=2,962.30円同上に含む
燃料費調整1.96円×410=803.60円0円
再エネ賦課金4.18円×410=1,713円4.18円×410=1,713円
合計14,194円13,537円
※税込・円未満切り捨て。燃料費調整は離島ユニバーサルサービス調整を含み、国の支援の割引前。計算方法は九州電力公表のモデルケース(30A・250kWhで10月分6,876円/11月分8,115円)と一致。

2026年10月分は4人世帯以外で九州電力が安い

2026年10月分の単価では、1〜3人世帯で九州電力の従量電灯Bが月270〜332円安くなります。

50A契約の4人世帯だけ、シンプルオクトパスが月50円安い結果です。

世帯従量電灯Bスマートファミリーシンプルオクトパス従量電灯Bとの差
1人(30A・210kWh)6,601円6,699円6,933円332円高い
2人(40A・300kWh)9,628円9,769円9,906円278円高い
3人(40A・370kWh)11,946円12,043円12,216円270円高い
4人(50A・410kWh)13,587円13,659円13,537円50円安い
※差はシンプルオクトパスから見た金額。税込・再エネ賦課金込み・国の支援の割引前。2026年10月分の単価。

10月分でシンプルオクトパスが安くなるのは、基本料金の重い50A契約だけです。

40Aは月205kWh以上、30Aは月112kWh以上使うと九州電力のほうが安くなります。

この関係は11月1日の値上げで変わります。10月中に急いで申し込む必要はなく、11月の請求から切り替わるように手続きすれば足ります。

11月1日以降は40A以上でシンプルオクトパスが安い

九州電力の値上げ後は、40A以上で契約していれば、使用量にかかわらずシンプルオクトパスが安くなります。

モデル世帯で比べると月209〜657円の差です。

世帯従量電灯Bスマートファミリーシンプルオクトパス従量電灯Bとの差年間の差
1人(30A・210kWh)6,966円7,107円6,933円33円安い396円
2人(40A・300kWh)10,115円10,316円9,906円209円安い2,508円
3人(40A・370kWh)12,430円12,600円12,216円214円安い2,568円
4人(50A・410kWh)14,194円14,348円13,537円657円安い7,884円
※差はシンプルオクトパスから見た金額。年間の差は月の差を12倍した目安。税込・再エネ賦課金込み・11月1日以降の単価と11月分の燃料費調整による試算。

40Aと50Aの契約では、使用量が少ない月も多い月もシンプルオクトパスが安くなります。

差が最も縮まるのは月300kWh前後で、それでも40Aで月209円、50Aで月651円安いままです。

九州電力の基本料金が40Aで月1,766.76円、50Aで月2,208.45円かかるのに対し、シンプルオクトパスは0円だからです。

スマートファミリープランと比べると差はさらに大きく、40A以上で月384〜811円です。

同プランは燃料費調整に上限がないため、11月分の単価が2.63円まで上がっています。

30A契約は月220kWh前後が分かれ目になる

30A契約では、11月1日以降も月220kWh前後がシンプルオクトパスとの分かれ目です。これを超えるとシンプルオクトパスが高くなります。

契約アンペアシンプルオクトパスが安くなる使用量口座振替割引ありの場合
30A月221kWhまで月202kWhまで
40A使用量を問わず安い使用量を問わず安い
50A使用量を問わず安い使用量を問わず安い
※税込。11月1日以降の従量電灯Bの単価と11月分の燃料費調整(1.96円)で算出。口座振替割引は月55円。

30Aで口座振替割引を使っている場合、分かれ目は月202kWhまで下がります。

モデルの1人世帯(210kWh)では、シンプルオクトパスのほうが月22円高くなる計算です。

自分がどちら側かは、「電気ご使用量のお知らせ」で契約アンペアと直近12か月の使用量を見れば判断できます。

30Aで200kWh前後を行き来する家庭は、九州電力のままが無難です。

シンプルオクトパスと九州電力の違い6項目

シンプルオクトパスは基本料金と燃料費調整が0円である点で勝ち、九州電力は少量帯の単価とセット割、口座振替割引で勝ちます。

この綱引きが契約アンペアで決着します。

プラン基本料金 30A120kWhまで121〜300kWh301kWh〜燃料費調整燃料費調整の上限契約の縛り
シンプルオクトパス0円28.84円28.84円28.84円0円−解約金なし/12か月で移行
グリーンオクトパス(10月)1,294.20円18.81円23.61円26.11円2.52円なし解約金なし
グリーンオクトパス(11月)1,294.20円18.81円23.61円26.11円2.71円なし解約金なし
従量電灯B(10月)948.72円18.37円23.97円26.97円1.97円あり1年契約向け
従量電灯B(11月)1,325.07円18.33円23.93円26.93円1.96円あり1年契約向け
スマートファミリー(10月)948.72円18.37円23.97円25.87円2.44円なし2年未満の解約で精算の場合あり
スマートファミリー(11月)1,325.07円18.33円23.93円25.83円2.63円なし2年未満の解約で精算の場合あり
※税込。単価は1kWhあたり。燃料費調整は離島ユニバーサルサービス調整を含み、国の支援の割引前。オクトパスエナジーは2026年10月1日実施の料金表と10月分の燃料費調整。

1. 基本料金は0円のシンプルオクトパスが安い

シンプルオクトパスの基本料金は0円で、使った分の電力量料金だけを払います。九州電力は契約アンペアに応じた基本料金がかかります。

11月1日以降の差は、30Aで月1,325.07円、50Aで月2,208.45円です。

この固定費がないことが、シンプルオクトパスが40A以上で確実に安くなる理由です。

電気をほとんど使わない月でも差は変わりません。長期の出張や帰省で使用量が落ちる月は、差がそのまま残ります。

2. 電力量料金は少量なら九州電力の段階制が安い

九州電力の電力量料金は3段階制で、最初の120kWhが1kWhあたり18.33円です。

シンプルオクトパスは一律28.84円のため、使用量が少ないほど九州電力が有利になります。

使用量の区分従量電灯B(11月)シンプルオクトパスとの差
120kWhまで18.33円10.51円 九州電力が安い
121〜300kWh23.93円4.91円 九州電力が安い
301kWh〜26.93円1.91円 九州電力が安い
※税込・1kWhあたり。2026年11月1日以降の従量電灯Bの単価。

単価だけ見れば全段階で九州電力が安く、301kWh以上でも1.91円の差があります。

それでもシンプルオクトパスが安くなるのは、基本料金の差がこの単価差を上回るためです。

30A契約では基本料金の差が月1,325.07円しかないため、使用量が月221kWhを超えると単価差が逆転します。

3. 燃料費調整はシンプルオクトパスが0円で動かない

シンプルオクトパスには燃料費調整がありません。燃料価格がどう動いても、1kWhあたり28.84円のまま請求されます。

九州電力は、プランによって上限の有無が分かれます。11月分の単価は次のとおりです。

プラン11月分の単価上限
シンプルオクトパス0円−
従量電灯B1.96円あり(上限に到達中)
スマートファミリー2.63円なし
グリーンオクトパス2.71円なし
※税込・1kWhあたり。離島ユニバーサルサービス調整を含み、国の支援の割引前。2026年11月分。

従量電灯Bは上限に達しているため、燃料価格が上がっても1.86円で止まります。

一方スマートファミリープランは上限がなく、燃料価格の上昇がそのまま反映されます。

請求額を読みやすくしたいなら、燃料費調整のないシンプルオクトパスか、上限のある従量電灯Bの2択です。

4. セット割はまとめるなら九州電力が有利

九州電力の「九電グループまとめてあんしん割」は、九州電力の電気を契約していることが条件です。オクトパスエナジーに替えると対象から外れます。

セットにするサービス月の割引額主な条件
BBIQ(戸建て)330円BBIQつづけて割に加入
BBIQ(集合住宅・つづけて割なし)110円電気と同一姓・同一住所
QTモバイル1回線110円データ+通話コース
きゅうでんガス100〜1,300円スマートファミリープラン[ガスセット]を契約
※税込。九州電力「九電グループまとめてあんしん割」より(2026年10月時点)。

オクトパスエナジーにはセット割がありません。電気とガスの契約を一元管理できる地域もありますが、九州電力エリアは対象外です。

九州電力のポイント「Qピコ」は、年1回の抽選会への応募にのみ使えます。

電気料金の支払いや他社ポイントへの交換はできないため、損得の計算に入れる必要はありません。

5. 契約の縛りは解約金のないオクトパスエナジーが身軽

オクトパスエナジーは、契約期間の縛りと解約金を原則設けていません。合わなければ費用をかけずに別の電力会社へ移れます。

ただしシンプルオクトパスには、12か月で終わる適用期間があります。

終了後はグリーンオクトパスへ自動で切り替わり、燃料費調整もかかるようになります。

九州電力側は、スマートファミリープランの2年契約割引(年777円)に加入している場合、2年未満の解約で割引済みの分を精算することがあります。

従量電灯Bにこの精算はありません。

6. 支払い方法は口座振替で割引される九州電力が有利

九州電力の従量電灯Bは、口座振替で支払うと毎月55円割引されます。オクトパスエナジーに口座振替の割引はありません。

支払い方法九州電力オクトパスエナジー
口座振替◎ 従量電灯Bは月55円割引○
クレジットカード○○
コンビニ・振込用紙○ 振込用紙△ 手数料220円
SMS決済○−
※税込。各社公式サイトより(2026年10月時点)。

この月55円は、30A契約の損得を左右します。シンプルオクトパスが安くなる使用量の境目が、月221kWhから202kWhに下がります。

グリーンオクトパスは九州電力の従量電灯Bより高い

グリーンオクトパスは、九州電力の従量電灯Bより10月分で月481〜695円、11月分でも月156〜184円高くなります。

同じオクトパスエナジーでも、九州電力エリアではシンプルオクトパスのほうが安い結果です。

世帯従量電灯Bグリーンオクトパス従量電灯Bとの差シンプルとの差
1人(30A・210kWh)6,601円7,082円481円高い149円高い
2人(40A・300kWh)9,628円10,242円614円高い336円高い
3人(40A・370kWh)11,946円12,538円592円高い322円高い
4人(50A・410kWh)13,587円14,282円695円高い745円高い
※差はグリーンオクトパスから見た金額。税込・再エネ賦課金込み・国の支援の割引前。2026年10月分の単価。

グリーンオクトパスの単価は、2026年10月1日の改定で上がりました。

基本料金は30Aで月1,294.20円、電力量料金は18.81円・23.61円・26.11円です。

九州電力の値上げ後も、グリーンオクトパスは従量電灯Bより月156〜184円高いままです。

11月分の燃料費調整が1kWhあたり2.71円に上がり、値上げで縮んだ差を打ち消すためです。

世帯従量電灯Bスマートファミリーグリーンオクトパス従量電灯Bとの差スマートファミリーとの差
1人(30A・210kWh)6,966円7,107円7,122円156円高い15円高い
2人(40A・300kWh)10,115円10,316円10,299円184円高い17円安い
3人(40A・370kWh)12,430円12,600円12,609円179円高い9円高い
4人(50A・410kWh)14,194円14,348円14,360円166円高い12円高い
※差はグリーンオクトパスから見た金額。税込・再エネ賦課金込み。2026年11月1日以降の単価と11月分の燃料費調整による試算。

一方でスマートファミリープランとは、どの世帯でも月17円以内の差に収まります。どちらも燃料費調整に上限がなく、単価の水準が近いためです。

つまりグリーンオクトパスは、スマートファミリープランとほぼ同じ金額で実質再生可能エネルギー100%の電気に変えられるプランです。

比較の相手を間違えなければ、選ぶ意味のある条件が見えてきます。

それでもグリーンオクトパスを選ぶ条件
  • 九州電力のスマートファミリープランと同じ金額で、実質再生可能エネルギー100%に変えたい人。11月分の差は月17円以内
  • 1年で終わるプランを避け、同じ条件を続けたい人。シンプルオクトパスの12か月後の移行先でもある

九州電力で再生可能エネルギーの電気を選ぶ場合は、付帯契約の「まるごと再エネプラン」を別に申し込みます。

料金と条件は九州電力のまるごと再エネプランのページで確認できます。

九州電力から替えて損する4つのケース

シンプルオクトパスで損をするのは、12か月後の移行を見落としたとき、九州電力のセット割や口座振替割引を失ったとき、スマートファミリープランの割引を精算するときです。

シンプルオクトパスは12か月後にグリーンオクトパスへ移る

シンプルオクトパスの適用期間は、開始から1年目の日が属する月の検針日前日までです。その翌日からグリーンオクトパスへ自動で切り替わります。

グリーンオクトパスは11月分で従量電灯Bより月156〜184円高いため、移行をそのまま受け入れると、1年目に得た分を取り崩すことになります。

移行で損をしないための手順
  • 申し込んだ月をカレンダーに記録し、11か月目に見直しの予定を入れる
  • 切り替わる月の検針日は、オクトパスエナジーのマイページで確認する
  • 11か月目の時点で、九州電力の単価とグリーンオクトパスの単価を比べ直す
  • 解約金はかからないため、高くなるなら九州電力か他社へ移る

4人世帯なら1年で約7,884円の節約になりますが、移行後にグリーンオクトパスを続けると月166円ほどの割高に転じます。

1年ごとの見直しを前提にできる人向けのプランです。

九州電力のまとめてあんしん割が外れる

九州電力のまとめてあんしん割は、電気の契約が九州電力であることが条件です。

オクトパスエナジーに替えると、BBIQ・QTモバイル・きゅうでんガスの割引が止まります。

ケース(11月以降)電気代で安くなる額外れる割引差し引き
4人50A+BBIQ戸建て657円330円327円の得
2人40A+BBIQ戸建て209円330円121円の損
4人50A+きゅうでんガス(月1,000円割引)657円1,000円343円の損
3人40A+QTモバイル2回線214円220円6円の損
※月額・税込。電気代はシンプルオクトパスに替えた場合の11月1日以降の差(従量電灯B・口座振替割引なしとの比較)。

外れる割引額は、BBIQやQTモバイルの請求明細にある「九電グループまとめてあんしん割」の行で確認できます。

回線ごとに割引されるため、家族の回線数を合計してから比べます。

ガスもまとめて見直す場合は、電気とガスのセット割の比較で、九州エリアのガス会社側の割引と合わせて計算できます。

30Aで口座振替割引を使っている少量世帯

30A契約で口座振替割引(月55円)を使っている場合、月202kWh以下ならシンプルオクトパスのほうが高くなります。

モデルの1人世帯(210kWh)では月22円の差です。

この条件に当てはまる家庭は、11月の値上げ後も九州電力のままが安いままです。無理に動かないほうが損失は小さくなります。

当てはまるかの確認方法
  • 「電気ご使用量のお知らせ」で契約電流が30Aかどうかを見る
  • 同じ書面に口座振替割引(−55円)の記載があるかを見る
  • 直近12か月で、月202kWhを超えた月が何回あるかを数える
  • 超える月が半分以上あれば、シンプルオクトパスのほうが安くなる

スマートファミリーの2年契約割引は精算される

九州電力のスマートファミリープランの2年契約割引は、加入から1年後と2年後に777円ずつ割り引く仕組みです。

2年未満で解約すると、割引済みの分を精算することがあります。

世帯月の差(11月以降)777円を取り戻す期間
1人(30A・210kWh)110円安い8か月
2人(40A・300kWh)346円安い3か月
3人(40A・370kWh)320円安い3か月
4人(50A・410kWh)747円安い2か月
※税込。2年契約割引(年777円)を月64円相当として含めたスマートファミリープランと、シンプルオクトパスの比較。

精算額は最大777円で、どの世帯でも2〜8か月で取り戻せます。

加入時期はMy九電の契約情報で確認でき、精算額は九州電力の営業所・コールセンターで聞けます。

オール電化は九州電力の夜間単価のほうが安い

オール電化住宅では、九州電力の電化でナイト・セレクトのほうが夜間と休日昼間の単価が安く、オクトパスエナジーは基本料金で安くなります。

比べる相手はシンプルオクトパスではなく、オール電化オクトパスです。

項目電化でナイト・セレクト(11月〜)オール電化オクトパス安いほう
基本料金10kW以下で月2,761.00円1kWにつき1日10.42円オクトパスエナジー(8kW以下)
夜間14.57円14.73円九州電力
平日昼間(夏・冬)27.59円29.03円九州電力
平日昼間(春・秋)24.70円25.87円九州電力
休日昼間(夏・冬)21.97円29.03円九州電力
夜間の時間帯21時・22時・23時開始の3種類から選ぶ22時〜翌朝8時九州電力
※税込・1kWhあたり。九州電力は2026年11月1日以降の単価、オール電化オクトパスは2026年7月1日実施の九州電力エリアの定義書より。

電力量料金は全時間帯で九州電力が安く、休日昼間では1kWhあたり7.06円の差があります。

オクトパスエナジーは曜日で単価が変わらないため、休日に電気を使う家庭ほど不利になります。

一方で基本料金は、6kW契約なら月1,875.60円(30日)で、九州電力の2,761.00円より885.40円安くなります。

契約電力が小さく、使用量が少ない家庭ほどオクトパスエナジーが有利です。

どちらが安いかは時間帯別の使用量で決まります。My九電で昼夜と平日休日の内訳を確認し、両社の単価に当てはめて計算してから判断してください。

オクトパスエナジーと九州電力の選び方

40A以上で契約していて九州電力の割引を使っていない家庭は、11月1日からシンプルオクトパスが安くなります。

30Aで使用量が少ない家庭と、セット割を使っている家庭は九州電力のままが得です。

オクトパスエナジーが向く人
  • 40A以上で契約し、BBIQ・QTモバイル・きゅうでんガスを使っていない人
  • 燃料価格の変動で請求額が上下するのを避けたい人
  • 1年後に料金を見直す手間を受け入れられる人
九州電力のままが向く人
  • 30Aで契約し、月202kWh以下しか使わない人
  • BBIQ戸建てやQTモバイル複数回線の割引を受けている人
  • 1年ごとの見直しをせず、同じ契約を続けたい人

①電気代を下げたい人

電気代を下げたい人のうち、40A以上で契約している家庭はシンプルオクトパスが合います。

11月1日以降は使用量にかかわらず安く、モデル世帯では月209〜657円の差です。

30A契約なら、直近12か月で月202kWhを超える月が半分以上あるかを確認してから判断します。超えない家庭は九州電力のままが安いままです。

オクトパスエナジーの支払い方法やサポート体制は、オクトパスエナジーの評判と料金で確認できます。

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②燃料費の値上がりを避けたい人

燃料費の値上がりを避けたい人には、燃料費調整が0円のシンプルオクトパスか、上限のある九州電力の従量電灯Bが向きます。

スマートファミリープランは上限がないため外れます。

2026年11月分の平均燃料価格は46,000円/kLで、上限の41,100円/kLを超えています。

従量電灯Bの単価は1.86円で止まる一方、スマートファミリープランは2.63円まで上がりました。

ただしシンプルオクトパスの単価が固定されるのは12か月です。

1年後に移るグリーンオクトパスは燃料費調整に上限がなく、11月分は1kWhあたり2.71円です。

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③ネット・スマホ・ガスをまとめている人

BBIQ・QTモバイル・きゅうでんガスを九州電力とまとめている人は、九州電力のままが得になる場合があります。

外れる割引額が電気代の差を上回るためです。

目安として、BBIQ戸建て(月330円)を使っている2〜3人世帯は、替えると月120円前後の損になります。

4人世帯でBBIQのみなら、替えても月327円の得です。

ガスも含めて見直す場合は、電気とガスのセット割の比較で九州エリアのガス会社側の割引と合わせて計算できます。

④実質再エネ100%の電気を使いたい人

追加料金なしで実質再生可能エネルギー100%の電気を使いたい人には、グリーンオクトパスが合います。

非化石証書を使い、二酸化炭素排出係数を実質ゼロとするメニューです。

ただし九州電力の従量電灯Bより、10月分で月481〜695円、11月分で月156〜184円高くなります。

スマートファミリープランと比べれば月17円以内の差です。

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九州電力からオクトパスエナジーへの切り替えは3ステップ

切り替えは番号の確認、申し込み、切り替え日の待機の3ステップです。九州電力への解約連絡は、切り替え先が代わりに手続きできます。

現在契約している地域の電力会社への解約手続きは、消費者の同意に基づき、切り替え先の電力会社が手続きを行うことが可能です。

資源エネルギー庁「電力会社を切り替えるには?」
  1. STEP

    九州電力のお客さま番号と供給地点特定番号を確認する

    お客さま番号と22桁の供給地点特定番号は、「電気ご使用量のお知らせ」かMy九電で確認できます。見つからない場合は九州電力に問い合わせても教えてもらえます。契約電流と直近の使用量も、ここで控えておきます。

  2. STEP

    オクトパスエナジー公式サイトでプランを選んで申し込む

    申し込み画面では、番号のほかに切り替え希望日とプランを選びます。九州電力エリアで料金を下げる目的なら、選ぶのはシンプルオクトパスです。

  3. STEP

    次回の検針日から切り替わる

    切り替えにかかる期間は、スマートメーター設置済みなら約4日、交換工事が必要なら約2週間が目安です。交換は原則無料で、工事時に約15分の停電を伴う場合があります。

九州電力の値上げは11月1日の使用分からで、11月の請求は11月1日の前後で日割り計算されます。

11月分からオクトパスエナジーに切り替えたい場合は、10月中に申し込みを済ませておくと間に合います。

オクトパスエナジーから九州電力に戻すときは九州電力に申し込む

九州電力に戻す場合は、九州電力に新しく申し込みます。オクトパスエナジーは解約金を原則設けていないため、戻す時期による費用はかかりません。

  • 申し込み先:九州電力のインターネット申し込み、または営業所・コールセンター
  • インターネットで申し込めるプラン:従量電灯B、従量電灯C、スマートファミリープラン、スマートビジネスプラン、JALでんきB・C、電化でナイト・セレクト、おひさま昼トクプラン
  • 季時別電灯やピークシフト電灯など、インターネットの対象外のプランに戻す場合:最寄りの営業所(コールセンター)に電話で申し込む

九州電力は、契約状況によっては料金プランの変更を受け付けられない場合があると案内しています。

燃料費調整に上限のある従量電灯Bに戻す予定がある人は、申し込み前に営業所・コールセンターで受け付けの可否を確かめておくと確実です。

よくある質問

Q

九州電力の値上げ前に申し込んだほうがいいですか?

A

10月中に急ぐ必要はありません。2026年10月分の単価では九州電力のほうが安く、差が逆転するのは11月1日の値上げ後です。ただし切り替えは次回の検針日からになるため、11月分から適用させたい場合は10月中の申し込みが安全です。

Q

シンプルオクトパスは1年後にどうなりますか?

A

適用開始から1年目の日が属する月の検針日前日までが適用期間で、その翌日からグリーンオクトパスへ自動で切り替わります。グリーンオクトパスは11月分で従量電灯Bより月156〜184円高いため、11か月目に料金を見直すことをおすすめします。解約金はかかりません。

Q

国の電気代の支援はまだありますか?

A

国の電気・ガス料金支援は2026年10月分までです。九州電力が公表した11月分の燃料費等調整単価には割引が含まれていません。10月分の割引は低圧で1kWhあたり3.50円で、両社に同額で適用されていました。

Q

オクトパスエナジーに替えると停電は増えますか?

A

停電は増えません。電気は九州電力送配電の送配電網を通って届くため、小売事業者を変えても品質は変わりません。

電気そのものの品質や信頼性(停電の可能性など)は、どの会社から電気を買っても同じです。

資源エネルギー庁「よくある質問」

Q

賃貸やマンションでも切り替えられますか?

A

九州電力との契約名義が本人なら、賃貸でも切り替えられます。マンション全体で電気を一括契約している場合は、規約で制限されることがあるため管理組合への確認が必要です。

まとめ

オクトパスエナジーと九州電力の損得は、2026年11月1日の値上げを境に入れ替わります。

今の契約選ぶ電気(11月以降)月の差
40A・50Aで割引なしシンプルオクトパス209〜657円安い
スマートファミリープランシンプルオクトパス110〜747円安い
30Aで月202kWh以下九州電力のまま22円安い
BBIQ戸建てやQTモバイル複数回線九州電力のまま割引額で判断
オール電化時間帯別の使用量で判断単価は九州電力が安い
※税込・国の電気・ガス料金支援の割引前。2026年11月1日以降の単価と11月分の燃料費調整で、モデル世帯(30A・210kWh〜50A・410kWh)を試算。

替える前に確認するのは、契約アンペアと使用量、まとめてあんしん割の割引額、口座振替割引の有無の3点です。

これらが電気代の差を上回らなければ、シンプルオクトパスに替えて安くなります。

注意点は、シンプルオクトパスが12か月で終わり、従量電灯Bより月156〜184円高いグリーンオクトパスへ移ることです。

解約金はかからないため、1年後に見直せば損は避けられます。

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