「東京都でガス会社を切り替えたいけれど、結局どこが安いのかわからない」「セット割やキャンペーンが多すぎて比較しきれない」。
都市ガス自由化によって選択肢が増えた一方で、こう感じている方は少なくありません。
毎月のガス代は使用量によって数百円から千円以上の差が出るため、比較せずに東京ガスの一般料金を使い続けているとしたら、年間で数千円を損している可能性があります。
結論からお伝えすると、東京ガスの供給エリア(東京地区等)で契約できる都市ガス会社のうち、料金の安さだけで選ぶならエルピオ都市ガス、電気とまとめてお得にしたいならCDエナジーダイレクト、大手の安心感を優先するなら東京ガスが候補になります。
この記事では、東京ガスエリアで契約できる都市ガス会社6社を、料金・セット割・対応エリア・サポート体制まで含めて詳しく比較します。
| サービス | こんな人におすすめ | 30㎥使用時の月額目安 |
|---|---|---|
| \ガス単体で最安水準/エルピオ都市ガス | とにかく毎月のガス代を抑えたい方 | 4,735円 |
| \電気とセットでおトク/CDエナジーダイレクト | 電気とガスを1社にまとめたい方 | 4,814円 |
| \大手の安心感/東京ガス | 切り替えに慣れておらずサポートを重視したい方 | 4,969円 |
目次
東京都でガス会社は自由に選べる?
東京ガスの導管が通っているエリア(東京地区等)では、2017年の都市ガス小売全面自由化以降、契約先のガス会社を自由に選べます。
切り替えても供給される都市ガスの熱量・安全性は変わらず、質が落ちることはありません。
工事も不要で、新しい会社に申し込むだけで手続きが完了します。
ただし、対応エリアは会社によって異なります。
エルピオ都市ガスやミツウロコガスのように東京・大阪・東邦・西部などの複数ガスエリアに対応する会社もあれば、東京ガスエリアに特化した会社もあります。
まず自宅の住所が対応エリアに含まれているかを、各社の公式サイトで確認しておくと安心です。
なお、都市ガス自由化の対象は「導管を使って供給される都市ガス」に限られます。
プロパンガス(LPガス)は自由化以前から利用者が販売店を選べる仕組みが確立していますが、価格規制のない自由料金制のため、都市ガスとは比較の考え方が異なります。
この記事で紹介するのは、いずれも都市ガス(東京ガスの導管を使うプラン)です。
東京都のガス会社の選び方3つのポイント
東京都でガス会社を選ぶときは、料金・使用量・セット割の3点を押さえておくと失敗しにくくなります。
対応エリアと最安水準の会社をまず絞り込む
都市ガスはガスそのものの質に差がないため、対応エリア内であれば料金の安さを軸に選ぶのが合理的です。
東京ガスエリア(東京地区等)の場合、基本料金・従量単価ともに東京ガスの一般料金より安く設定している会社が複数あり、切り替えるだけで年間数千円の節約につながります。
まずは自宅の住所が対応エリアに入っているかを確認したうえで、その中から料金を比較していくのが効率的です。
少量利用なら基本料金、家族世帯なら従量単価の安さを確認する
都市ガス料金は「基本料金+基準単位料金×使用量」で決まります。
一人暮らしなど使用量が少ない世帯は基本料金の安さが効きやすく、3〜4人世帯など使用量が多い世帯は基準単位料金(従量単価)の安さのほうが節約効果に直結します。
会社によって「基本料金は高いが従量単価は安い」「その逆」というケースもあるため、自分の毎月の使用量を検針票で確認したうえで比較すると、より正確に判断できます。
電気とのセット割・解約金の有無まで含めて比較する
電気とガスを同じ会社にまとめると、基本料金の割引やポイント還元が受けられる会社が多くあります。
ただし割引額は月数百円程度にとどまるケースもあるため、ガス単体の料金差とセット割の額を分けて確認することが大切です。
今回紹介する6社のうち、東京ガス・エルピオ都市ガス・ガスワン・CDエナジーダイレクト・ミツウロコガスは解約金が無料と案内されており、切り替え自体のハードルは低いといえます。
原料費調整額に上限があるかどうかも、長期的な安定性を考えるうえで見落とせないポイントです。
東京都でおすすめの都市ガス会社6選
東京ガスエリア(東京地区等)で契約できる都市ガス会社のうち、料金の安さとサービス内容から6社を比較します。
金額はいずれも基本料金表に基づく目安で、実際の請求額には毎月変動する原料費調整額と、2026年9月検針分に適用される国の値引き(18円/㎥)が加減算されます。
各社の評価スコアは、以下4つの項目についてあらかじめ定めた基準にもとづいて算出しています。「総合評価」は4項目の平均値です。
- 料金の安さ:東京ガス一般料金(30㎥使用時4,969円)との月額差で判定。
- 200円以上安い=5
- 150〜199円安い=4
- 100〜149円安い=3
- 50〜99円安い=2
- 50円未満または同額以上=1
- セット割・還元:電気とのセット割による月額の割引額(%表示は30㎥使用時の金額に換算)で判定。
- 300円以上=5
- 200〜299円=4
- 100〜199円=3
- 1〜99円=2
- セット割なし、または金額を確認できない場合=算定不能
- 対応エリアの広さ:都市ガスとして対応するガスエリア(都道府県・地区)の数で判定。
- 5エリア以上=5
- 3〜4エリア=4
- 2エリア=3
- 1エリアのみ=1
- サポート体制:受付時間の長さを基準点とし(24時間受付=4点、平日・土日祝で9時台〜19時台の受付=3点、9〜18時のみ等それより短い受付=2点)、支払い方法が3種類以上あれば1点加算、1種類のみなら1点減算して5段階に換算
公式サイトで金額や条件を確認できなかった項目は、実際にない数値を作らず「算定不能」として扱い、総合評価の平均からも除外しています。
| ガス会社 | 基本料金(20〜80㎥) | 基準単位料金 | 30㎥使用時の目安 | 電気とのセット割 | 解約金 | 対応エリア |
|---|---|---|---|---|---|---|
| エルピオ都市ガス | 1,015.00円 | 124.00円 | 4,735円 | あり(月100円) | なし | 東京・大阪・東邦・京葉・西部ガスエリア |
| CDエナジーダイレクト | 1,022.38円 | 126.42円 | 4,814円 | あり(ガス料金の0.5%) | なし | 東京ガスエリア |
| レモンガス | 1,041.13円 | 123.94円 | 4,759円 | あり(月330円) | 要確認 | 東京ガスエリア |
| ミツウロコガス | 1,022.20円 | 126.28円 | 4,810円 | あり(月110円) | なし | 東京・京葉・東邦・大阪・西部ガスエリア |
| ガスワン | 1,013.76円 | 125.23円 | 4,770円 | あり(月330円) | なし | 東京・東邦ガスエリアほか |
| 東京ガス(一般料金) | 1,056.00円 | 130.46円 | 4,969円 | あり | なし | 東京地区等 |
エルピオ都市ガス「スタンダードプラン」|ガス単体で最安水準の料金設定
エルピオ都市ガスは、千葉県市川市に本社を置く株式会社エルピオが提供する都市ガスサービスです。
1965年創業のLPガス事業で培ったノウハウを都市ガスにも展開しており、千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県を拠点に16営業所を構え、約7万世帯へガスを供給しています。
都市ガスの対応エリアは東京・大阪・東邦・京葉・西部の5ガスエリアと幅広く、複数の都道府県をまたいで引っ越す可能性がある方にも対応しやすい体制です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額目安(30㎥) | 4,735円 |
| 運営会社 | 株式会社エルピオ(千葉県市川市・1965年創業) |
| 対応エリア | 東京・大阪・東邦・京葉・西部ガスエリア |
| 実質月額(電気セット時の目安) | 4,635円 |
| 支払い方法 | クレジットカードのみ |
| ポイント制度 | なし |
| サポート受付時間 | 24時間受付 |
| 契約期間の縛り | なし |
| 評価項目 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| 総合評価 | 5段階中4 | 料金の安さと対応エリアの広さが評価を押し上げています(4項目平均3.75) |
| 料金の安さ | 5段階中5 | 東京ガスより月234円安く、基準(200円以上安い=5)を満たします |
| セット割・還元 | 5段階中3 | 電気セット割は月100円で、基準(100円〜=3)に該当します |
| 対応エリアの広さ | 5段階中5 | 東京・大阪・東邦・京葉・西部の5エリアに対応し、基準(5エリア以上=5)を満たします |
| サポート体制 | 5段階中3 | 24時間受付(基準点4)ですが、支払い方法が1種類のみのため1点減算しています |
- 基本料金1,015.00円・基準単位料金124.00円と、6社の中でも基本料金が最安水準
- CMや豪華特典に費用をかけず、その分を料金に還元するシンプルな価格体系
- 東京ガス・東邦ガス・大阪ガス・京葉ガス・西部ガスの5エリアに対応し、引っ越し先でも継続しやすい
東京ガスエリアで30㎥使用した場合、エルピオ都市ガスは1,015.00円+124.00円×30㎥=4,735円です。
東京ガス一般料金の4,969.80円(1,056.00円+130.46円×30㎥)と比べて月約234円、年間では約2,808円安い計算になります。
基準単位料金が東京ガスより6.46円低いため、使用量が多い世帯ほど節約効果は大きくなります。
一方で、0〜20㎥の少量利用区分(A表)は基本料金975.00円・基準単位料金125.11円で、東京ガスの759.00円・145.31円と比べて基本料金が216円高く設定されています(基準単位料金はエルピオのほうが安いため、使用量次第では逆転します)。
エルピオ都市ガスは「毎月のガス使用量が多い方ほどお得になる」料金設計のため、一人暮らしで使用量が極端に少ない場合は、他社と比べたうえでの判断をおすすめします。
エルピオは都市ガスとの電気セット割(月100円)も用意しており、2026年9月時点では東邦・京葉・西部の各ガスエリアでキャッシュバックキャンペーンを実施しています。
東京ガスエリアの最新キャンペーン内容は変動するため、申し込み前に公式サイトで確認してください。
エルピオ都市ガス「スタンダードプラン」(東京ガスエリア)の基本料金表と基準単位料金は、それぞれ以下の通りです。
- 0〜20㎥(A表)が基本料金975.00円・基準単位料金125.11円
- 20〜80㎥(B表)が基本料金1,015.00円・基準単位料金124.00円
- 80〜200㎥(C表)が基本料金1,232.00円・基準単位料金123.00円(基本料金は東京ガスと同額)
- 200〜500㎥(D表)が基本料金1,833.35円・基準単位料金119.84円
1年間の実質総額は、ガス代のみを東京ガス一般料金と比較した場合、
(A)東京ガス年間支払額約59,637円(30㎥×12ヶ月換算)マイナス(B)エルピオ年間支払額約56,829円で、実質総額の差は年間約2,808円になります。
電気セット割(月100円)を加えると、年間の差はさらに広がります。
- 毎月のガス代を1円でも安くしたい方
- 電気は別の会社のままガスだけ見直したい方
- 複数エリアをまたぐ引っ越しの可能性がある方
- 電気ガスまとめて大きな割引を受けたい方(セット割は月100円と小さめ)
- ポイント還元を重視する方(ポイント制度なし)
- 口座振替やコンビニ払いを希望する方(クレジットカード払いのみ)
すでに東京ガスや他社を契約中の方は、電気は今のまま、ガスだけを切り替える使い方がエルピオ都市ガスに最も向いています。
CDエナジーダイレクト「ベーシックガス」|電気とセットでおトク度が高い
CDエナジーダイレクトは、中部電力と大阪ガスの出資により設立された会社で、約7年で90万件以上※の契約実績を持ちます。
※電気・ガス合算の契約件数で取次事業者の販売分含む。
ガスプランは一般的な家庭向けの「ベーシックガス」のほか、床暖房を利用する家庭向けの「ゆかぽかガス」、エネファームを利用する家庭向けの「はつでんガス」の3種類から選べる点も特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額目安(30㎥) | 4,814円 |
| 運営会社 | CDエナジーダイレクト(中部電力・大阪ガス出資) |
| 供給エリア | 東京ガスエリア(東京地区等) |
| プラン数 | ベーシックガス/ゆかぽかガス/はつでんガスの3種類 |
| 電気セット割 | ガス料金の基本料金・従量料金から0.5%割引 |
| 支払い方法 | 口座振替、クレジットカード |
| ポイント制度 | カテエネポイント(各種提携ポイントに交換可) |
| サポート受付時間 | 平日9:00〜19:00、土日祝9:00〜17:00 |
| 評価項目 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| 総合評価 | 5段階中3 | セット割は魅力ですが対応エリアの狭さが評価を下げています(4項目平均2.5) |
| 料金の安さ | 5段階中4 | 東京ガスより月155円安く、基準(150〜199円安い=4)に該当します |
| セット割・還元 | 5段階中2 | 電気セット割は0.5%(30㎥使用時で月約24円相当)で、基準(1〜99円=2)に該当します |
| 対応エリアの広さ | 5段階中1 | 東京ガスエリアのみの対応で、基準(1エリアのみ=1)に該当します |
| サポート体制 | 5段階中3 | 平日・土日祝の受付(基準点3)で、支払い方法は2種類のため加減点はありません |
- 電気とセットで契約すると、ガス料金の基本料金・従量料金から0.5%を割引
- 電気とガスをセットにした場合、条件次第で年間6,000円前後おトクになる試算を公式が公表
- 「カテエネ」会員登録でポイントが貯まり、引っ越し時の祝割やLINE特典もある
ガス単体では30㎥使用時に1,022.38円+126.42円×30㎥=4,814円で、東京ガスより月約155円安くなります(基本料金表から算出した目安。公式サイトは切り替えのみの場合の年間おトク額を「2,100円」と紹介しています)。
ガス単体の割引幅はエルピオより小さいものの、電気とセットで契約すると割引率が上がる仕組みのため、電気も一緒に見直したい方ほど恩恵が大きくなります。
公式サイトでは、電気とガスをセットで契約した場合の年間おトク額を「約6,000円」としています。
また、「祝割」や公式LINE登録特典など、契約後の継続的なポイント還元が用意されている点もCDエナジーダイレクトの特徴です。
ベーシックガス(東京ガスエリア)の基本料金表と基準単位料金は、それぞれ以下の通りです。
- 0〜20㎥が735.46円・140.76円
- 20〜80㎥が1,022.38円・126.42円
- 81〜200㎥が1,193.39円・124.28円
- 201〜500㎥が1,833.02円・121.08円
- 501〜800㎥が6,100.61円・112.54円
- 801㎥以上が12,065.05円・105.09円
電気(ベーシックでんき)とガスをセットで契約し、電気40A・300kWh/ガス30㎥を使用した場合、公式試算では年間約6,000円のおトクになるとされています(消費税相当額を含み、原・燃料費調整額と再エネ賦課金を含まない比較)。
- 電気とガスを1社にまとめて手続きも支払いも一本化したい方
- 口座振替でまとめて支払いたい方
- ポイントを貯めながら光熱費を管理したい方
- ガス単体の割引額を最優先したい方(エルピオのほうが安い)
- 東京ガスエリア以外に住んでいる、または引っ越す予定がある方
- 原料費調整額の上限がある会社を選びたい方(CDエナジーは上限なし)
レモンガス「わくわくプラン」|基準単位料金が一律5%安い
レモンガスは東京電力グループから調達したガスを供給する会社で、基準単位料金を東京ガスより一律5%安く設定しているのが最大の特徴です。
基本料金についても、0〜20㎥区分(A表)は東京ガスと同額ですが、20㎥を超えると東京ガスより割安になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額目安(30㎥) | 4,759円 |
| 運営会社 | レモンガス(東京電力グループから調達) |
| 供給エリア | 東京ガスエリア(東京地区等) |
| 電気セット割 | 月330円割引 |
| 併用可能な他サービス | 宅配水アクアクララ、光回線レモンガス光 |
| 支払い方法 | 口座振替、クレジットカード |
| ポイント制度 | なし |
| 解約金 | 要確認(窓口支店まで連絡が必要) |
| サポート受付時間 | 緊急時24時間、通常は平日9:00〜19:00・日祝9:00〜17:00 |
| 評価項目 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| 総合評価 | 5段階中4 | 料金・セット割の評価が高く、対応エリアの狭さを補っています(4項目平均3.5) |
| 料金の安さ | 5段階中5 | 東京ガスより月210円安く、基準(200円以上安い=5)を満たします |
| セット割・還元 | 5段階中5 | 電気セット割は月330円で、基準(300円以上=5)を満たします |
| 対応エリアの広さ | 5段階中1 | 東京ガスエリアのみの対応で、基準(1エリアのみ=1)に該当します |
| サポート体制 | 5段階中3 | 緊急時のみ24時間対応(通常は平日・日祝の時間帯受付、基準点3)で、支払い方法2種類のため加減点はありません |
- 基準単位料金が東京ガスより一律5%安く、使用量が多い世帯ほど恩恵が大きい
- 電気・宅配水「アクアクララ」・光回線「レモンガス光」とのセット割を組み合わせられる
- 利用明細をまとめて確認できるアプリ「マイレモン」を提供
30㎥使用時は1,041.13円+123.94円×30㎥=4,759円で、東京ガスより月約210円安くなります。
都市ガスとレモンガスでんき、アクアクララ、レモンガス光を組み合わせるとセット割が積み上がり、条件次第で月1,000円以上の割引になるケースもあります。
1年間で600㎥以上使用すると、13ヶ月目の請求で年間分の使用量に応じたプレミアム割引(上限3,000円)が適用される点も、使用量が多い世帯にとってはメリットです。
わくわくプラン(東京ガスエリア)の基本料金表と基準単位料金は、それぞれ以下の通りです。
- 0〜20㎥が759.00円・138.04円
- 20〜80㎥が1,041.13円・123.94円
- 80〜200㎥が1,208.99円・121.84円
- 200〜500㎥が1,834.35円・118.71円
- 500〜800㎥が6,015.37円・110.35円
- 800㎥超が11,865.73円・103.04円
基本料金は20㎥超から東京ガスより割安になり、基準単位料金は全区分で東京ガスより5%安く設定されています。
- ガス使用量が多く、従量単価の安さを重視したい方
- 宅配水や光回線もまとめて1社に集約したい方
- アプリで利用明細を一括管理したい方
- 使用量が少なく、基本料金の安さを重視したい方(20㎥以下は東京ガスと同額)
- 東京ガスエリア以外に住んでいる方
ミツウロコガス「まる得プラン」|複数エリア対応で引っ越しにも強い
ミツウロコガスは、東京・京葉・東邦・大阪・西部の各ガスエリアに対応しており、エルピオと並んで対応エリアの広さが強みです。
切り替え手続きは申し込みから3〜6週間ほどかかるため、他社より少し時間に余裕を持って進める必要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額目安(30㎥) | 4,810円 |
| 供給エリア | 東京・京葉・東邦・大阪・西部ガスエリア |
| 電気セット割 | 月110円割引(電気・ガス両方の契約が条件、同一需要場所に限る) |
| 支払い方法 | 口座振替、クレジットカード、振込用紙(発行手数料66〜330円) |
| 契約期間・解約金 | 1年ごとの自動更新・解約金なし |
| 切り替え手続きの所要期間 | 申し込みから手続完了まで3〜6週間ほど |
| 評価項目 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| 総合評価 | 5段階中4 | サポート体制のみ算定不能のため、料金・セット割・エリアの3項目平均で算出しています(平均4.0) |
| 料金の安さ | 5段階中4 | 東京ガスより月159円安く、基準(150〜199円安い=4)に該当します |
| セット割・還元 | 5段階中3 | 電気セット割は月110円(電気・ガス両方の契約が条件)で、基準(100〜199円=3)に該当します |
| 対応エリアの広さ | 5段階中5 | 東京・京葉・東邦・大阪・西部の5エリアに対応し、基準(5エリア以上=5)を満たします |
| サポート体制 | 算定不能 | 受付時間の公式記載を確認できませんでした |
- 東京・京葉・東邦・大阪・西部ガスの5エリアに対応し、引っ越し先でも継続契約しやすい
- 契約期間内に解約しても違約金が発生しない
- 口座振替・クレジットカード・振込用紙と支払い方法の選択肢が広い
東京ガスエリアでは1,022.20円+126.28円×30㎥=4,810円で、東京ガスより月約160円安くなります。
電気とガス両方をミツウロコで契約すると、でんき・ガスセット割として月110円(税込)が割引されます。
この割引は同一の需要場所で指定の電気・ガス契約を両方結んでいることが条件で、エルピオやガスワンのセット割と比べると割引額はやや小さめです。
そのため、料金の安さそのものよりも、対応エリアの広さを重視する方に向いています。
ミツウロコガスから他社へ切り替える場合、解約手続きは切り替え先の会社が代行してくれるため、自分で連絡する手間はかかりません。
まる得プラン(東京ガスエリア)の基本料金表と基準単位料金は、それぞれ以下の通りです。
- 0〜20㎥が734.71円・140.66円
- 20〜80㎥が1,022.20円・126.28円
- 80〜200㎥が1,192.57円・124.15円
- 200〜500㎥が1,831.45円・120.96円
- 500〜800㎥が6,090.65円・112.44円
でんき・ガスセット割は同一需要場所で指定の電気・ガス契約を両方結んでいることが条件で、割引額は月110円(税込)です。
- 複数のガスエリアをまたぐ引っ越しの可能性がある方
- 途中解約の違約金リスクをなくしたい方
- 支払い方法の選択肢を広く持ちたい方
- 電気とのセット割を最優先したい方(ガスワンのほうが割引額が大きい)
- 振込用紙で支払いたい方(発行手数料が別途かかる)
ガスワン「都市ガスハッピープラン」|セット割と基本料金の安さを両立
ガスワンは株式会社サイサンが提供するサービスで、東京ガスエリアでは6社の中でも基本料金が最安水準にあります。
会員向けサイト「ポータルワン」を使えば、ガス使用量や請求内容の確認、各種手続きをWeb上でまとめて行えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額目安(30㎥) | 4,770円 |
| 運営会社 | 株式会社サイサン |
| 供給エリア | 東京ガスエリアほか(東邦ガスエリアにも対応) |
| 電気セット割 | エネワンでんき・ウォーターワンとのセットで月330円割引 |
| 支払い方法 | 口座振替、クレジットカード |
| ポイント制度 | Pontaポイント |
| 会員サイト | ポータルワン(使用量・請求内容の確認、各種手続き) |
| サポート受付時間 | 9:00〜18:00 |
| 評価項目 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| 総合評価 | 5段階中4 | 料金・セット割ともに高評価ですが受付時間の短さが平均を下げています(4項目平均3.75) |
| 料金の安さ | 5段階中4 | 東京ガスより月199円安く、基準(150〜199円安い=4)に該当します |
| セット割・還元 | 5段階中5 | エネワンでんき等とのセットで月330円割引となり、基準(300円以上=5)を満たします |
| 対応エリアの広さ | 5段階中4 | 東京・東邦ほか複数エリアに対応し、基準(3〜4エリア=4)に該当します |
| サポート体制 | 5段階中2 | 受付時間が9:00〜18:00で、基準(9〜18時のみ=基準点2)に該当します |
- 基本料金1,013.76円・基準単位料金125.23円と、6社の中でも基本料金が最安水準
- グループ会社「エネワンでんき」または宅配水「ウォーターワン」とのセットで月330円割引
- ポータルワンでガス使用量や請求内容をWeb上でまとめて確認できる
東京ガスエリアでは1,013.76円+125.23円×30㎥=4,770円で、東京ガスより月約199円安くなります。
40㎥使用時の公式試算例では、ガスワンが6,022円、東京ガス一般料金が6,274円となっており、使用量が多い世帯でも差額が安定して出る料金設計です。
エネワンでんきまたはウォーターワンとのセット契約で毎月330円が割引され、支払いに応じてPontaポイントも貯まります。
都市ガスハッピープラン(東京ガスエリア)の基本料金表と基準単位料金は、それぞれ以下の通りです。
- 0〜20㎥が728.64円・139.49円
- 20〜80㎥が1,013.76円・125.23円
- 80〜200㎥が1,182.72円・123.12円
- 200〜500㎥が1,816.32円・119.95円
- 500〜800㎥が6,040.32円・111.50円
- 800㎥超が11,953.92円・104.11円
公式サイトの試算例では、40㎥使用時のガス料金は1,013.76円+125.23円×40㎥=6,022.96円(1円未満切り捨てで6,022円)となり、同条件の東京ガス一般料金6,274円と比べて月約252円安くなります。
- 基本料金の安さとセット割の両方を取りたい方
- Pontaポイントを貯めている方
- ガスと宅配水をまとめて1社に集約したい方
- 24時間いつでも問い合わせたい方(受付は9:00〜18:00)
- Pontaポイント以外のポイントを貯めたい方
東京ガス「一般料金」|大手の安心感とサポート体制
料金だけを見れば他社より高めですが、供給エリア内でのブランド認知度とサポート体制の厚さは他社にない強みです。
会員サイト「myTOKYOGAS」を使うと、グラフで過去の料金や使用量を簡単に比較できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額目安(30㎥) | 4,969円 |
| 供給エリア | 東京地区等(群馬地区等は別料金表) |
| 電気セット割 | 電気(基本プラン等)とのセットで基本料金割引 |
| 支払い方法 | 口座振替、クレジットカード、払込み |
| ポイント制度 | パッチョポイント |
| 会員サイト | myTOKYOGAS(過去の利用状況比較が可能) |
| サポート受付時間 | 月〜土9:00〜19:00、日祝9:00〜17:00 |
| 評価項目 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| 総合評価 | 5段階中3 | 料金は基準に届きませんが、サポート体制の評価が平均を押し上げています(セット割は算定不能のため料金・エリア・サポートの3項目平均2.67) |
| 料金の安さ | 5段階中1 | 比較の基準そのものであるため月額差は0円で、基準(50円未満または同額以上=1)に該当します |
| セット割・還元 | 算定不能 | 電気とのセットプランはありますが、割引額が基本料金への%適用など円換算しにくい方式のため算定していません |
| 対応エリアの広さ | 5段階中3 | 東京地区等と群馬地区等の2地区で供給しており、基準(2エリア=3)に該当します |
| サポート体制 | 5段階中4 | 月〜土・日祝の受付(基準点3)に加え、支払い方法が口座振替・クレジットカード・払込みの3種類あるため1点加算しています |
- myTOKYOGASで過去の電気・ガス利用状況を比較できる
- 電気・ガスの切り替え手続きを1社でまとめて完了できる
- 払込み・口座振替・クレジットカードと支払い方法が最も豊富
30㎥使用時は1,056.00円+130.46円×30㎥=4,969円です。
他社と比べると割高ですが、原料費調整額に上限が設けられている点は東京ガスならではの安心材料です。
原料価格が急騰する局面では、上限のない他社よりも料金の跳ね上がりを抑えられる可能性があります。
切り替え自体に不安がある方や、まずは実績のある会社を選びたい方には引き続き有力な選択肢です。
一般料金(東京地区等)の基本料金表と基準単位料金は、それぞれ以下の通りです。
- 0〜20㎥が759.00円・145.31円
- 20〜80㎥が1,056.00円・130.46円
- 80〜200㎥が1,232.00円・128.26円
- 200〜500㎥が1,892.00円・124.96円
- 500〜800㎥が6,292.00円・116.16円
- 800㎥超が12,452.00円・108.46円
2026年9月検針分は、原料費調整制度により8月検針分と比べて1㎥あたり1.95円下方修正され、標準家庭(30㎥/月)で月59円値下がりします。
あわせて国の電気・ガス料金負担軽減支援事業により18円/㎥の値引きが適用されます。
- ガス会社の切り替え自体に不安がある方
- 払込み用紙での支払いを希望する方
- 電気とガスの契約先を1社にまとめてサポートを受けたい方
- とにかく毎月の料金を安くしたい方(6社中もっとも基本料金が高い)
- キャッシュバックなど大きなキャンペーンを狙いたい方
【世帯人数別】ガス料金シミュレーション
使用量が少ない世帯と多い世帯とで、どの会社がどれくらいお得になるかを試算しました。
少量利用(25㎥)は一人暮らしの目安、標準利用(30㎥)は二人暮らしの目安、多量利用(42㎥)は4人世帯の目安として使ってください。
| ガス会社 | 少量利用(25㎥)の目安 | 標準利用(30㎥)の目安 | 多量利用(42㎥)の目安 |
|---|---|---|---|
| エルピオ都市ガス | 4,115円 | 4,735円 | 6,223円 |
| ガスワン | 4,144円 | 4,770円 | 6,273円 |
| レモンガス | 4,139円 | 4,759円 | 6,246円 |
| ミツウロコガス | 4,179円 | 4,810円 | 6,325円 |
| CDエナジーダイレクト | 4,182円 | 4,814円 | 6,332円 |
| 東京ガス(一般料金) | 4,317円 | 4,969円 | 6,535円 |
少量利用(25㎥)ではエルピオ都市ガスが最も安く、東京ガスとの差額は月約202円です。
多量利用(42㎥)になると差額は月約312円まで広がります。
年間で見ると、多量利用世帯がエルピオ都市ガスに切り替えた場合の節約額は約3,744円になる計算です。
使用量が多い世帯ほど、基準単位料金の安さが節約効果に直結することがわかります。
なお、実際の一人暮らし(15㎥前後)は基本料金が異なる料金表(0〜20㎥区分)が適用されるため、上表よりも各社の差は小さくなります。
特にレモンガスは0〜20㎥区分の基本料金が東京ガスと同額のため、使用量が少ない世帯では他社との差が縮まる点に注意してください。
エルピオ都市ガスも同区分では基本料金が東京ガスよりやや高く設定されているため、一人暮らしで使用量が極端に少ない場合は、あらためて各社の料金表で確認することをおすすめします。
ガス会社を切り替えるときの注意点
切り替え前に確認しておきたい注意点は主に2つあります。
- 原料費調整額に上限があるかどうか
東京ガスの一般料金には上限がありますが、エルピオ・CDエナジー・レモンガスなど他社の多くは上限を設けていません。
原料価格が急騰した場合、上限のない会社は料金メリットが薄れる可能性があります。 - キャンペーンの適用条件と期限
キャッシュバックやポイント還元は時期によって内容が変わるため、契約直前に公式サイトで最新条件を確認してください。
賃貸アパート・マンションでもガス会社は変更できる?
都市ガスは2017年の自由化以降、入居者側の判断で契約先を選べる体制が整っています。
物件の管理規約に反しない限り切り替えは可能なため、契約前に管理会社へ確認しておくと安心です。
ただし、プロパンガス(LPガス)を利用する物件は建物一括契約が一般的なため、住人単位での変更はできません。
3ステップで簡単|ガス会社を切り替える手順
- STEP
新しいガス会社に申し込む
公式サイトまたは電話で契約者情報・現在の使用状況を入力します。開栓工事は不要で、立ち会いも基本的に必要ありません。
- STEP
現在の契約会社への連絡は不要
新しい会社への申し込みが完了すれば、旧契約の解約手続きは新会社側で行われます。自分で解約の連絡をする必要はありません。
- STEP
次回検針日から自動的に切り替わる
申し込みから1〜2ヶ月ほど経った検針日のタイミングで、供給元が新しいガス会社に切り替わります。転居先で新規に都市ガスを使う場合のみ、開栓の立ち会い(15〜30分程度)が必要になります。
よくある質問
Q
都市ガス会社を切り替えると、ガスの質は変わりますか?
A
変わりません。同じ導管を通じて供給される都市ガスのため、熱量や安全性はどの会社を選んでも同じです。異なるのは料金プランとサポート体制のみになります。
Q
ガス会社の切り替えに解約金や工事費はかかりますか?
A
切り替え時の工事費はかかりません。解約金については、東京ガス・エルピオ都市ガス・ガスワン・CDエナジーダイレクト・ミツウロコガスは無料と案内されていますが、レモンガスは窓口支店まで連絡が必要なため、契約前に窓口支店へ直接確認することをおすすめします。また、紙の検針票・請求書を希望する場合に発行手数料がかかる会社もあるため、Web明細で運用できるかもあわせて確認しておくと安心です。
Q
原料費調整額に上限がない会社は本当にお得なのですか?
A
通常時は基本料金・従量単価が東京ガスより安いためお得になりやすいです。ただし原料価格が急騰した局面では、上限のない会社の調整額が東京ガスの上限を上回り、結果的に割高になる可能性があります。長期的な安定を重視するなら、この点も踏まえて選んでください。
Q
一人暮らしでガス使用量が少ない場合、どの会社がおすすめですか?
A
使用量が少ない世帯(20㎥以下)は、基本料金の安さが料金差に直結します。ガスワンは0〜20㎥区分の基本料金が728.64円と6社の中で最も低く、少量利用の世帯にも向いています。一方、エルピオ都市ガスは同区分の基本料金が東京ガスよりやや高いため、使用量が極端に少ない一人暮らしの場合は、契約前に各社の料金表を見比べることをおすすめします。
Q
ガス会社の切り替え後、いつから新しい料金が適用されますか?
A
申し込みから1〜2ヶ月ほど経った検針日のタイミングで、自動的に新しい会社の料金に切り替わります。切り替え日を指定することはできず、次回の検針日を待つ形になるため、キャンペーンの適用時期とあわせて確認しておくと安心です。
まとめ
東京都で契約できる都市ガス会社は、料金の安さだけならエルピオ都市ガスとガスワンが有力候補になります。
電気も一緒に見直すならCDエナジーダイレクトのセット割、対応エリアの広さで選ぶならミツウロコガス、従量単価の安さで選ぶならレモンガス、サポート体制を重視するなら東京ガスと、重視するポイントによって最適な会社は変わります。
自分の毎月の使用量を確認したうえで、この記事の比較表を参考に候補を絞り込んでみてください。
