本ページはプロモーションが含まれています。

ENEOSでんきの評判を公式単価で検証|得する家庭と変わらない家庭は?

14 min

ENEOSでんきの評判は電気の使用量で割れており、東京電力エリアで月400kWh使う家庭なら年8,616円安くなる一方、月120kWh以下の家庭は第1段階の単価が東京電力と同じ29.80円のため年288円しか変わりません(2026年9月時点)。

「解約金はかかる?」「ガソリンはいくら安くなる?」「一人暮らしでも切り替える意味はある? 」

公式の料金単価と割引条件から、ひとつずつ確かめていきます。

月の使用量年間の差額評価の傾向
\ほぼ変わらない/120kWh以下288円以下単価が同額のため差が出ない
\実感しにくい/200kWh1,968円月あたり164円の差にとどまる
\効果が出始める/300kWh4,068円第3段階に届くと差が広がる
\はっきり効果/400kWh8,616円4人家族の平均的な使用量
\最も効果が大きい/500kWh13,164円5人以上の世帯やオール電化以外の戸建て
※東京電力エリア(東京Vプラン/従量電灯B)でにねん とく2割を適用した場合。燃料費調整額・再エネ賦課金を除く。2026年9月時点の両社公式単価から算出。

目次

ENEOSでんきの評判は月300kWh超の家庭ほど高い

ENEOSでんきの評価は、使う電気の量が月300kWhを超えるかどうかで分かれます。

3段階に分かれた電力量料金のうち、300kWhを超える部分の単価が東京電力より1kWhあたり3.59円安く、使うほど差が積み上がる設計だからです。

一方で最初の120kWhまでは東京電力と同じ29.80円なので、使用量が少ない世帯では差が生まれません。

4人家族の目安である月400kWhなら、年間で8,616円の差になります。同じサービスを「安くなった」と評価する人と「変わらなかった」と評価する人が同時に存在するのは、この単価の構造が理由です。

項目ENEOSでんき東京電力EP差
基本料金 40A1,247.00円1,247.00円− 0円
〜120kWh29.80円29.80円− 0円
120〜300kWh34.85円36.40円◎ 1.55円
300kWh超36.90円40.49円◎ 3.59円
※金額はすべて税込。ENEOSでんき東京Vプランと東京電力EP従量電灯Bの比較。2026年9月時点。

「高い」「やばい」という評判も同じ料金表から説明できます。

ENEOSでんきは燃料費調整額に上限がないため、燃料価格が高騰した局面では上限のある規制料金を上回ることがあります。

これは公式サイトが自ら注意書きとして掲げている条件です。

燃料価格高騰等の際、当社には燃料費調整額に上限が無いため、大手電力会社の規制料金よりも電気料金が高くなる場合がございます。

引用元:ENEOS Power「電気料金プラン 一般のご家庭向けVプラン」
おすすめな人
  • 電気を月300kWh以上使い、単価の差を積み上げたい人
  • ENEOSのスタンドで月100L前後給油し、燃料代も下げたい人
  • 2年以上住み続ける予定があり、解約手数料の心配がない人
おすすめしない人
  • 電気が月120kWh以下で、単価が同額のため差が出ない人
  • 車に乗らず、ENEOSカードの給油割引を使う機会がない人
  • 2年以内の転居があり、更新月以外の解約になりそうな人

評価が高い理由|300kWh超は1kWh3.59円安い

ENEOSでんきが高く評価される決め手は、5つのうち電力量料金の単価差です。

300kWhを超える部分で1kWhあたり3.59円という差がつき、割引特典や付帯サービスはその上乗せにあたります。

特典だけを見て契約すると、使用量が少ない世帯では期待した金額に届きません。

  1. 第3段階36.90円|400kWhで年8,616円の差
  2. にねん とく2割|3年目から年1,440円おトク
  3. ENEOSカード割引|給油が1円/L引き(月150Lまで)
  4. 相談窓口は24時間無料|ただし出張作業は有償
  5. 全国9エリアで申し込める|沖縄と離島は対象外

第3段階36.90円|400kWhで年8,616円の差

ENEOSでんき東京Vプランの第3段階単価は36.90円で、東京電力EP従量電灯Bの40.49円より3.59円安く設定されています。

300kWhを超えた分にこの単価が適用されるため、使用量が増えるほど差額が伸びる仕組みです。

月400kWhの家庭なら、第2段階の180kWh分で279円、第3段階の100kWh分で359円、にねん とく2割の80円を合わせて月718円。

1年で8,616円になります。

基本料金は40Aで1,247.00円と両社同額なので、差はすべて電力量料金から生まれています。

一方で、この構造は使用量が少ないほど効果が薄いことも意味します。

月200kWhなら差は年1,968円、月120kWh以下ではにねん とく2割の分だけとなり、年288円以下にとどまります。

にねん とく2割|3年目から年1,440円おトク

にねん とく2割は、2年以上の利用を約束することで電力量料金の単価がさらに下がるオプションです。

適用開始から24ヶ月間は1kWhあたり0.20円、3年目以降は0.30円が引かれます。

期間割引単価400kWhでの年間割引額
1〜2年目0.20円/kWh960円
3年目以降0.30円/kWh1,440円
※金額はすべて税込。月400kWh利用時の12ヶ月分。2026年9月時点。

申し込みは新規契約時のほか、契約後にお客さまページからでも追加できます。長く住む予定があるほど有利になる特約です。

一方で、割引額そのものは電力量料金の単価差ほど大きくありません。

更新月以外に解約すると1,100円(税込)の解約手数料が発生するため、2年以内の転居が見込まれる場合はオプションを付けない選択も成立します。

ENEOSカード割引|給油が1円/L引き(月150Lまで)

ENEOSカード割引は、電気料金の支払いにENEOSカードを指定すると給油代が下がる特典です。

カードの種類によって内容が分かれ、S・P・C・NICOSはカード本来の値引きに加えてガソリン・灯油・軽油が1円/L引き、CBは電気料金から月100円の割引になります。

カードカード本来の特典でんき契約による上乗せ値引き対象量
ENEOSカードSガソリン・軽油 2円/L引き、灯油 1円/L引きガソリン・灯油・軽油 1円/L引き月150Lまで
ENEOSカードPSS利用1,000円ごとに30ポイント
ENEOSカードC・NICOS利用額に応じてガソリン・軽油 最大7円/L引き(月150Lまで)
ENEOSカードCB利用額に応じてガソリン・軽油 最大7円/L引き(月300Lまで)電気料金から月100円割引−
※金額はすべて税込。値引き対象量は本人・家族カードの合算。2026年9月時点。

月50L給油する家庭なら、でんき契約による上乗せ分だけで月50円、年600円が下がる計算です。

ENEOSカードCBを選んだ場合は給油量に関係なく年1,200円の電気料金割引になります。

一方で、上乗せ分の値引きが受けられるのはENEOSサービスステーションでカード決済した燃料油に限られ、月150Lで頭打ちになります。

割引の開始も最初の検針月の翌々月給油分からで、契約直後の給油には反映されません。

特典は3つのうち1つしか選べない
  • ENEOSカード割引・特別提携カードのポイント付与・Vポイント付与は、2つ以上を併用できない
  • ENEOSカードで支払うとVポイントは貯まらないため、給油量が少ない家庭ではVポイントを選ぶほうが有利になる場合がある

相談窓口は24時間無料|ただし出張作業は有償

「電気の困った!相談窓口」は、電気・家鍵・ガラスのトラブルについて24時間365日、電話で無料相談できるサービスです。電話で解決しない場合はビデオ通話にも対応します。

電気がつかない、家の鍵を紛失して困っているなどのお困りごとに24時間・365日お電話で無料対応いたします!

引用元:ENEOS Power「電気の困った!相談窓口」

無料の範囲は相談までです。

自宅への出張作業は有償で、ビデオ通話のデータ通信料も自己負担になります。

電気料金や申し込み手続きの問い合わせはこの窓口では受け付けておらず、カスタマーセンターの担当です。

対象エリアは供給エリアごとに定められています。自分の住所が含まれるかどうかは、公式の対象エリアページで確認できます。

全国9エリアで申し込める|沖縄と離島は対象外

ENEOSでんきの供給エリアは、北海道・東北・関東・中部・北陸・関西・中国・四国・九州の9エリアです。

沖縄電力エリアと離島は対象外となります。

切り替えにあたって工事は不要で、送配電網はこれまでどおり地域の一般送配電事業者が管理します。

停電のしやすさや電気の品質が変わることはありません。

一方で、エリアによって契約できるプラン名と単価が変わります。

関西・中国・四国はVプランではなく現在の契約種別に応じたA/Bプランになるため、他エリアの試算額をそのまま当てはめることはできません。

「高い」と言われる理由|燃料費調整に上限がない

ENEOSでんきが「高い」「やばい」と言われる原因のうち、影響が最も大きいのは燃料費調整額に上限がないことです。

単価そのものは東京電力を上回らないため、通常時に請求額が逆転することはありません。

逆転が起きるのは燃料価格が高騰した局面に限られ、そこで規制料金との差が生まれます。

残りの4つは、契約条件と請求額の見え方に関するものです。

いずれも契約前に確認しておけば避けられます。

  1. 燃料費調整に上限なし|高騰時は規制料金を上回る
  2. 120kWh以下は東京電力と同額29.80円
  3. 解約手数料1,100円|引越しでもかかる
  4. プランは実質1本|時間帯で安くする選択肢がない
  5. 請求額は国の支援でも動く

燃料費調整に上限なし|高騰時は規制料金を上回る

燃料費調整額は、火力発電に使う燃料の価格変動を毎月の電気料金に反映させる仕組みです。

東京電力EPの従量電灯Bは規制料金にあたり、基準燃料価格の1.5倍を超えた分は請求されません。

ENEOSでんきの各プランは自由料金のため、この上限がありません。

項目ENEOSでんき東京電力EP 従量電灯B
料金区分自由料金規制料金(経過措置料金)
燃料費調整額の上限× なし◎ あり(基準燃料価格の1.5倍)
高騰時の請求上限なく反映される上限を超えた分は反映されない
※2026年9月時点。両社の公式サイトの記載に基づく。

この差が表面化したのが、燃料価格が急騰した2022年から2023年にかけての時期です。

単価では安いはずの新電力の請求額が規制料金を上回る現象が各社で起き、ENEOSでんきの「高い」という評価もここに集中しています。

一方で、上限が効くのは基準燃料価格の1.5倍を超えたときだけです。

それ以下の水準では両社とも同じ計算式で燃料費調整額が決まるため、単価が安いENEOSでんきのほうが請求額は低くなります。

燃料価格が落ち着いている限り、逆転は起きません。

最新の燃料費調整単価は毎月公表されています。

契約前に水準を見ておくと、切り替え後の請求額の見当がつきます。

120kWh以下は東京電力と同額29.80円

ENEOSでんき東京Vプランの第1段階単価は29.80円で、東京電力EP従量電灯Bとまったく同じ金額です。

基本料金も40Aで1,247.00円、30Aで935.25円と一致しています。

つまり月120kWh以下しか使わない家庭では、にねん とく2割の0.20円/kWhを除いて差が生まれません。

月100kWhなら年240円、月120kWhでも年288円です。

「切り替えたのに変わらなかった」という評価は、この単価設計から予測できる結果にあたります。

一方で、逆転して高くなるわけでもありません。

同額である以上、使用量が少なくても損をする構造にはなっていません。

契約アンペアを下げても両社の基本料金は同じなので、アンペア変更による損得も発生しません。

一人暮らしで判断が分かれるライン
  • 月120kWh以下:年288円以下。給油の割引がなければ切り替える理由は小さい
  • 月200kWh前後:年1,968円。ENEOSカードで月50L給油するなら年600円が上乗せされる

解約手数料1,100円|引越しでもかかる

ENEOSでんきのプラン自体に解約金はありません。

手数料が発生するのはにねん とく2割を付けている場合だけで、更新月以外に解約すると1,100円がかかります。

更新月は適用開始から23ヶ月目と24ヶ月目の2ヶ月間です。

この2ヶ月に解約を申し出なければ割引は自動更新され、以降も同じ条件が続きます。

お引越しによるご解約であっても解約手数料が発生いたしますのでご注意ください。

引用元:ENEOS Power「にねん とく2割(とくとく割)」

転勤や進学で2年以内に住まいが変わる可能性があるなら、この点は無視できません。

ただし引越し先でもENEOSでんきを継続する場合、手数料は発生しません。

供給エリア内での転居であれば回避できます。

一方で、割引額との比較で見ると回収は早い部類です。

月400kWhなら年960円の割引なので、14ヶ月ほど使えば1,100円を上回ります。

2年住む見込みがあるかどうかが、オプションを付けるかの判断基準になります。

プランは実質1本|時間帯で安くする選択肢がない

ENEOSでんきの一般家庭向けプランは、エリアごとにVプラン、またはA/Bプランの1本に絞られています。

用途別としてEV夜とくプラン、オール電化プラン、自家消費応援プランがありますが、いずれも対象者が限られます。

そのため、夜間や休日に電気を寄せて単価を下げるといった使い方はできません。

在宅勤務で日中に電気を使う家庭も、深夜にまとめて使う家庭も、同じ3段単価が適用されます。

一方で、単価が時間帯や曜日で変わらないぶん請求額は読みやすくなります。

市場価格に連動するプランのような月ごとの振れ幅がなく、使用量から金額を計算できる点は、家計を固定したい家庭には利点として働きます。

請求額は国の支援でも動く

電気料金には、国による「電気・ガス料金支援」の値引きが上乗せされる期間があります。

2026年は7月から9月の使用分が対象で、低圧は7月・9月使用分が1kWhあたり3.5円、8月使用分が4.5円です。

自由料金についても、新電力・ガス新規小売を含む小売事業者等を通じて、値引きが実施される予定です。

引用元:経済産業省「2026年7月、8月及び9月使用分の電気・ガス料金支援の実施に伴い、電気・都市ガス料金の値引きを行うことができる特例認可・承認を行いました」(2026年6月12日)

この値引きは電力会社を問わず全国一律で適用されるため、ENEOSでんきに切り替えたことによる効果ではありません。

注意したいのは支援が終わる月です。

2026年は9月使用分で終了するため、10月使用分の請求から値引きがなくなります。

切り替え直後にこのタイミングが重なると、単価が下がっているのに請求額は増えたように見えます。

一方で、支援の有無は各社の単価差には影響しません。

切り替えの損得を見るときは、支援分を除いた電力量料金で比べると判断を誤りません。

年間差額の計算|損得の分かれ目は月300kWh

ENEOSでんきに切り替えたときの年間差額は、月の使用量が300kWhを超えるかどうかで大きく変わります。

300kWhまでの区間は1kWhあたり1.55円の差ですが、それを超えた分には3.59円の差がつくためです。

月200kWhでは年1,968円、月400kWhでは年8,616円と、4倍以上の開きになります。

計算式|第2段階1.55円・第3段階3.59円の差

年間差額は、基本料金が両社同額であることを前提に、電力量料金の段階ごとの差を積み上げて求められます。

にねん とく2割の割引は使用量全体にかかります。

年間差額の計算式

月の差額 =(120〜300kWhの使用分 × 1.55円)+(300kWhを超える使用分 × 3.59円)+(総使用量 × 0.20円)

年間差額 = 月の差額 × 12ヶ月

月の使用量単価差の合計月の差額年間差額
100kWh0円20円240円
120kWh0円24円288円
200kWh124円164円1,968円
300kWh279円339円4,068円
400kWh638円718円8,616円
500kWh997円1,097円13,164円
※金額はすべて税込。東京Vプラン+にねん とく2割(1〜2年目)と東京電力EP従量電灯Bの比較。燃料費調整額・再エネ賦課金・国の料金支援を除く。2026年9月時点。
月の使用量月の差額年間差額
200kWh184円2,208円
300kWh369円4,428円
400kWh758円9,096円
500kWh1,147円13,764円
※金額はすべて税込。2026年9月時点。

この計算はENEOSでんきと東京電力の単価差だけを見たものです。

ENEOSカード割引を使う場合は、給油量に応じた金額がここに加わります。

一人暮らし200kWh|年1,968円で実感しにくい

一人暮らしの目安である月200kWhの場合、差額は月164円、年間1,968円です。

第3段階には届かないため、単価差1.55円が適用されるのは120kWhを超えた80kWh分だけになります。

月164円という金額は、燃料費調整額の変動に埋もれる水準です。

切り替え前後で請求額を比べても、下がったと実感しにくいのは無理のないことといえます。

一方で、車に乗る一人暮らしなら評価は変わります。

ENEOSカードSで月50L給油する場合、でんき契約による上乗せ分だけで年600円が加わり、合計2,568円になります。

電気だけで見るか、給油と合わせて見るかで結論が分かれるのがこの使用量帯です。

4人家族400kWh|年8,616円で効果が出る

4人家族の目安である月400kWhでは、差額は月718円、年間8,616円になります。

内訳は第2段階の180kWh分が279円、第3段階の100kWh分が359円、にねん とく2割が80円です。

3年目以降はにねん とく2割が0.30円/kWhに拡大するため、月の差額は758円、年間では8,616円から9,096円に増えます。

使用量が月500kWhまで増えると、増えた分はすべて第3段階に入るため、年間差額は13,164円に広がります。※にねん とく2割2年目までの場合

一方で、この試算は燃料費調整額が両社で同じ水準にあることを前提としています。

燃料価格が基準の1.5倍を超える局面では規制料金側に上限が働くため、差額は縮み、状況によっては逆転します。

年8,616円は上限が効いていない通常時の数字として受け取ってください。

自分の使用量での金額は、検針票やマイページに載っている月間kWhを公式のシミュレーションに入れると確認できます。

過去1年分の使用量を入れると、季節による振れ幅も含めて判断できます。

使用量が少なく差額が伸びない場合は、基本料金のないプランや時間帯別のプランを持つ会社も選択肢になります。

申し込み前に確認したい4つの条件|1つでも外れると得しない

ENEOSでんきの試算どおりの金額になるかは、住所・現在の契約種別・住まいの設備・支払い方法の4つで決まります。

どれか1つでも条件から外れると、適用されるプランや特典が変わり、想定した差額に届きません。

いずれも検針票と手元のカードがあれば、申し込み前に確認できます。

  1. エリア|関西・中国・四国はA/Bプランになる
  2. 現在の契約種別|従量電灯以外は試算が当てはまらない
  3. 住まい|オール電化は北海道・東北・関東のみ
  4. 支払い方法|カード割引とVポイントは択一

エリア|関西・中国・四国はA/Bプランになる

ENEOSでんきのプラン名と単価は、住んでいるエリアで変わります。

北海道・東北・関東・中部・北陸・九州はVプラン、関西・中国・四国はAプランまたはBプランです。

エリアプラン名第1段階第3段階
北海道北海道Vプラン35.51円42.86円
東北東北Vプラン29.47円38.46円
関東東京Vプラン29.80円36.90円
中部中部Vプラン20.99円26.63円
北陸北陸Vプラン30.70円34.93円
関西関西Aプラン20.21円26.70円
中国中国Aプラン32.58円39.72円
四国四国Aプラン30.64円38.61円
九州九州Vプラン18.30円24.99円
※金額はすべて税込。関西・中国・四国はAプランの単価。北海道の第3段階は280kWh超、他エリアは300kWh超が対象。2026年9月時点。

沖縄電力エリアと離島は供給対象外です。

関西・中国・四国のA/Bプランは基本料金ではなく最低料金制で、料金の組み立てそのものが関東とは異なります。

切り替えで工事が発生することはなく、送配電網の管理はこれまでどおり地域の一般送配電事業者が続けます。

エリアが対象内であれば、住まいの設備を変える必要はありません。

現在の契約種別|従量電灯以外は試算が当てはまらない

ENEOSでんきのVプラン・A/Bプランは、現在の契約が従量電灯にあたる家庭を前提に設計されています。

関西Aプランは関西電力の従量電灯Aを、関西Bプランは従量電灯Bを使っている家庭が対象というように、切り替え前の契約種別でプランが決まります。

検針票に書かれた契約種別が「電化上手」「時間帯別電灯」といった時間帯別の料金メニューだった場合、この記事の試算はそのまま当てはまりません。

深夜の割安な単価で使ってきた電気が、時間帯を問わない3段単価に置き換わるためです。

一方で、従量電灯であれば単価の比較はそのまま成り立ちます。

関東の従量電灯BとENEOSでんき東京Vプランは基本料金も第1段階単価も同額なので、比べるべきは第2段階と第3段階の差だけです。

住まい|オール電化は北海道・東北・関東のみ

オール電化住宅向けのオール電化プランは、北海道・東北・関東の3エリアでしか提供されていません。

太陽光発電を載せた住宅向けの自家消費応援プランも同じ3エリア限定です。

住まいの条件対象プラン提供エリア判定
従量電灯B・C相当の一般家庭Vプラン/A・Bプラン9エリア◎
オール電化住宅オール電化プラン北海道・東北・関東△
太陽光発電あり自家消費応援プラン北海道・東北・関東△
EV・PHEVを所有EV夜とくプラン9エリア◎
高圧一括受電の集合住宅−−×
※2026年9月時点。◎=沖縄を除く全エリアで申し込める/△=エリアが限られる/×=申し込めない。

3エリア以外のオール電化住宅がVプランやA/Bプランに切り替えると、深夜の割安な単価を失うことになります。

この場合は他社のオール電化向けプランを比べたほうが結果は良くなります。

マンションが建物全体で電力会社と契約している高圧一括受電の場合は、住戸単位での切り替えができません。

検針票が管理会社から発行されているなら、この形式にあたる可能性があります。

支払い方法|カード割引とVポイントは択一

ENEOSでんきの支払い方法はクレジットカードと口座振替で、選び方によって受けられる特典が変わります。

ENEOSカード割引・特別提携カードのポイント付与・Vポイント付与は、2つ以上を併用できません。

ENEOSカード割引、特別提携カードポイント付与、Vポイント付与のうち、2つ以上の特典の併用はできません。

引用元:ENEOS Power「ガソリン代がおトクに!ENEOSカード割引」

判断の目安は給油量です。

ENEOSカード割引の上乗せ分は1L1円なので、月50L給油するなら月50円。一方Vポイントは電気料金200円(税抜)につき1ポイントなので、月1万円の電気料金なら約50ポイントです。

ENEOSカード割引を選ぶ人
  • ENEOSのスタンドで月50L以上給油している人
  • 灯油を買う機会があり、暖房費もまとめて下げたい人
  • 給油量が月150Lに収まり、上限で切り捨てられない人
Vポイントを選ぶ人
  • 車に乗らず、ENEOSでの給油がほとんどない人
  • 灯油を使わず、燃料油の割引を受ける機会がない人
  • 口座振替や他社カードで支払いたい人

Vポイントを受け取るには、契約後にお客さまページから利用手続きが必要です。

手続きにはYahoo! JAPAN IDを使います。

ANAカードやdカードなどの特別提携カードを持っている場合は、公式の特別提携カード一覧で還元内容を確かめてから選ぶと、取りこぼしを防げます。

申し込みから解約までの手順|工事も解約連絡も不要

ENEOSでんきの申し込みは、検針票に載っている5つの情報があればオンラインで完結します。

現在契約している電力会社への解約連絡は不要で、立ち会いも工事もありません。

  1. STEP

    検針票から5つの情報を用意する

    契約中の電力会社名、お客さま番号、契約名義、供給地点特定番号、契約アンペア容量の5つが必要です。紙の検針票のほか、契約中の電力会社のマイページでも確認できます。

  2. STEP

    支払い方法と特典を決める

    ENEOSカード割引・特別提携カードのポイント・Vポイントは併用できないため、申し込み時にどれを受けるか決めます。ENEOSカードで割引を受ける場合は、カード券面の15桁のお得意様番号を登録します。

  3. STEP

    にねん とく2割を付けるか選ぶ

    申し込み画面で「申し込む」を選ぶと0.20円/kWhの割引が適用されます。2年以内に転居する可能性があるなら、更新月以外の解約で1,100円がかかる点を踏まえて判断します。契約後にお客さまページから追加することもできます。

  4. STEP

    次回以降の検針日から切り替わる

    申し込み後、次回以降の検針日を境にENEOSでんきの供給が始まります。使用開始のお知らせが書面で届き、それまでの間も電気が止まることはありません。

  5. STEP

    解約は次の電力会社への申し込みだけ

    他社に乗り換える場合、新しい電力会社に申し込めば切り替え手続きが進むため、ENEOSでんきへの連絡は不要です。にねん とく2割を付けている場合は、更新月(適用開始から23・24ヶ月目)かどうかで1,100円の有無が決まります。

引越しで住まいが変わる場合は、解約ではなく継続の手続きになります。

供給エリア内であれば引越し先でもENEOSでんきを使い続けられ、その場合は解約手数料も発生しません。

ENEOSでんきの評判に関するよくある質問

Q

ENEOSでんきの運営会社はどこですか?

A

ENEOS Power株式会社が運営しています。ENEOSホールディングスのグループ会社にあたり、ENEOSのサービスステーションを展開する企業と同じグループです。電源の構成は公式サイトの電源についてで公開されています。

Q

ENEOSでんきの支払い方法は何が選べますか?

A

クレジットカードと口座振替が選べます。ENEOSカード以外のクレジットカードも使えますが、法人・団体向けカードやENEOSプリカ、ENEOS VポイントカードはENEOSカード割引の対象外です。

Q

賃貸マンションでもENEOSでんきに契約できますか?

A

住戸ごとに電力会社と契約しているなら、賃貸でも切り替えられます。大家や管理会社の許可も不要です。ただし建物全体でまとめて契約する高圧一括受電の物件は対象外で、この場合は住戸単位で電力会社を変えられません。

Q

Vポイントはどれくらい貯まりますか?

A

電気料金200円(税抜)につき1ポイントが貯まります。契約後にお客さまページで利用手続きをすると付与が始まり、手続きにはYahoo! JAPAN IDが必要です。ENEOSカードや特別提携カードで支払う場合はVポイントの対象外になります。

Q

ENEOSでんきに今もらえるキャンペーンはありますか?

A

2026年9月17日時点では、給油でおトク!でんき乗り換えキャンペーンが11月4日まで実施されています。新規申し込みで電気料金から最大月500円を12ヶ月間割引(でんき割・最大6,000円)、さらにENEOS公式アプリの二次元コードを給油機で読み取って給油すると1Lあたり5円が電気料金から割引されます(給油割・月100Lまで、最大6,000円)。合わせて最大12,000円です。

ただし適用条件が細かいため、申し込み前に3点の確認が必要です。

  • 給油割は申し込み時にENEOS公式アプリID(10桁)の入力が必須で、後から追加できません。入力を誤った場合も遡って適用されません
  • 東京5アンペアプランと各エリアのEV夜とくプラン、北海道・東北・中部・北陸・九州のAプランは対象外です
  • キャンペーンサイトか対象の提携代理店からの申し込みに限られ、他のキャンペーンとの重複適用はできません

予告なく早期終了する場合があるため、条件は申し込み前に公式ページで確認してください。

まとめ|月300kWh超なら検討する価値がある

ENEOSでんきの評判は、電気の使用量と車の使い方で分かれます。

契約前に押さえておきたい懸念は次の5つです。

  • 燃料費調整額に上限がなく、燃料高騰時は規制料金を上回ることがある
  • 月120kWh以下は東京電力と単価が同額で、年288円以下しか変わらない
  • にねん とく2割は更新月以外の解約で1,100円がかかる
  • ENEOSカード割引・特別提携カード・Vポイントは併用できない
  • オール電化プランは北海道・東北・関東の3エリアに限られる

このうち解約手数料は、にねん とく2割を付けずに契約すれば発生しません。

特典の併用不可も、給油量が月50L以上ならENEOSカード割引、車に乗らないならVポイントと決めれば取りこぼしは防げます。

使用量が120kWh前後にとどまる家庭は、切り替えても金額が動かないという結論になります。

残るのは燃料費調整額の上限だけです。

これは自由料金である以上避けられませんが、燃料価格が基準の1.5倍を超えない限り差は開きません。

月300kWhを超えて電気を使い、ENEOSで給油する家庭にとっては、年8,616円前後の差が現実的な水準です。

判断材料は検針票にあります。

過去1年分の使用量を公式のシミュレーションに入れると、季節ごとの振れ幅も含めた金額が確認できます。